
日本橋小伝馬町に今年(2025年)5月にオープンしたビストロ「Cheval(シュヴァル)」。住所的には大伝馬町で人形町の駅からも近い。オフィスビルっぽい場所の1階にひっそりと佇むシンプルな外観のビストロ。
入ってみると意外と広い空間が広がっており、入口と対角線上にL字型のカウンター、その奥が厨房、入口横には4人のテーブル席もあった。カウンターフレンチというのがちょっとした流行りなのかもしれない。
メニューはアラカルトのみで、前菜/魚料理・肉料理・食後、で軽くカテゴリ分けされている。グラスワインは泡と白・赤がそれぞれ3種類ずつ。初めてのお店だとなかなかメニューを選ぶのも難しいところだが、王道っぽいところでオーダーしてみた。
前菜から
・ひとくちパテとチョリソー(600円/p)
・鮎のビスク仕立て(4,000円)
メインは
・マグレ鴨 胸肉のロースト(3,600円)
シメに
・深川リゾット(2,200円)
デザートは
・クリームブリュレ(800円)
という感じ。
パテとチョリソーは食べやすいサイズにカットしてあり、付け合せがコリンキー。主張しすぎない味わいで、最初の始まりにピッタリ。
2品目の鮎は素晴らしかった。鮎の切り身にトマト・ハーブなどを絡めて春巻き状にしてソテーしているのだろうか。ビスク仕立ての正体は鮎の肝ソース。パリパリの食感に程よい苦みが入って、これは絶品。ぜひ夏に来たら鮎を目当てしてほしい。
マグレ鴨のローストは柔らかく、脂ののりが良い。付け合せの野菜がたっぷりで、ソースを楽しめるのもポイント。深川リゾットは深川めしをフレンチ風に再構築という感じだろうか、ちょっと濃い目の旨味が良い感じだった。
王道のフレンチだけど、提供スタイルはビストロ。これから小伝馬町を代表するお店になっていくのかが楽しみ。
#小伝馬町 #ビストロ #ワンオペ