ネットで探して深夜に電話して訪問^_^ カルトなビンテージを色々と美味しくいただきました。 何を飲むかより、誰と飲むか… ほんと良い空間でした。 うたかた の時間と空間に酔いしれてしまいました 笑笑 p.s. ROCHIOLIは状態が悪くて飲めませんでした。残念だった…
口コミ(12)
オススメ度:96%
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【封じ込められた時間】 ため息しか漏れないようなボトルが並べられる。そのうちの一つを選び栓を抜く。 コント・オードワン・ド・ダンピエール ファミリーレゼルブ グランクリュ 1998 「初夏の雨の日にはぴったりだと思います」 十字に麻紐をかけて高圧のシャンパーニュに封をしているのはフィスラージュという手法で、1735年に当時の国王ルイ15世によって、シャンパンの品質管理に関する法令として定めらた遥か昔の技法を、ダンピエールはそのまま使っている。 「針金の封と違ってハサミで麻紐の封を切る、というのは未来を切り開くという意味もあるんですよ、今ならちょうど夏を迎える露払い、ですかね」 梅雨のさなかの午後10時、傘はいらぬが濡れる雨。外の湿度は高いが、この空間は静かで心地よい。 グラスはフルートグラスではない。香りを含ませるためのしっかりとしたボディを持ち、シュミネよりもさらに口が広い。綺麗に真ん中からまっすぐに泡が立ち上る。 ジャックセロスは、泡は飾りだと言った。ノンビンテージのドサージュによる過度な高圧は華やかではあるが、それは確かにシャンパーニュの本質ではないと知る。1998のダンピエールはふくよかできめ細かく、そして美しく喉を滑り落ちる。プレステージキュベが作られた選ばれし年のシャンパーニュは、しっかりとその初夏の香りを開いている。 どこまでも爽やかで、一点の曇りも無い液体は、信念だ。ダンピエール家の700年にもわたる歴史の覚悟そのものの発露に違いない。 そうしている間に次の一本が選ばれた。 クロ・デ・ランブレイ モレサンドニ 1er Cru 1966 もはやその歴史も複雑であり、1981年にAOCが施行され1級から特級へと昇格したランブレイは、ブルゴーニュの歴史を変えたとも言われる。要するにそれよりも以前なので1er Cruで、この1966年は、フランス革命時74に分割されてしまった畑の買い直しがほぼ完了した頃にあたる。ドメーヌドランブレイは、ランブレイの畑の95%を所有し”モノポール”と言っていいドメーヌだ。 50年もの時を封じ込めたブルゴーニュ。私が生まれるよりも5年も前にこう言ったものが作られ、脈々と受け継がれてこの瞬間に封を開けるという事実に目眩がする。 華やかで、深い夜の時間をゆったりと満たす香りと味。それは予想外にも、円熟というよりは未来を感じる味だった。50年を経て尚グラスの中にごく僅かな混沌や複雑さを残し、いつかは完全に全てが融合するであろう未来を感じさせる。それは、一つの希望の証でもある。 そう、50年を経たワインは、私にとって5年先の未来の時間なのだ。赤い液体は未だ瑞々しく、大量の澱を深く沈めて澄み切っている。 このお店は極めて珍しいオールドビンテージのワインを最高の状態で出してくれるお店である。そして、それは本来私が飲めるようなワイン達ではない。 が、それもきっと人生なのだろう。 私が好きな言葉に、知は旅を豊かにする。というものがあるが、ワインも同じだ。知る事は理解しようとする事であり、存在するかどうかもわからない真実というものへと近づく、唯一の手段でもある。 私は5年先の未来の一つの手がかりを、”希望”として受け取る。 きっとここに連れてきてくれた彼も、同じように感じているに違いない。故に、彼も自分よりも少し先の未来の時間を封したランブレイを選んだのだろう。 #ブルゴーニュ #シャンパーニュ #ビンテージ #サンクチュアリ
友人との忘年を兼ねて。 何度か行っていましたが食事もしっかりとったのは初めてでした。 美味しい。やはり料理も、こだわりが深い。 ワインは白、赤、また戻ってきても負けない白、と3本を。 どれも時間と共に表情が変わっていて、同じものをまた飲みたいと思ってももうないかもしれないから、この日この場所での出会いを楽しみました。 あっ、写真、1枚撮り忘れていたか。。。。66年の白、、
いやー、また行きたい、また行く! 今年初め頃にお店の存在を知り、行ってみたかったお店。 オーナーの 「お客さんなんかより、ワインの方が大事ですからね」 という言葉にもー、めちゃファンになっちゃったよコレ!(≧∇≦) 以前吉田さんと立ち話をしたときに、新しいワインはない、と聞いてはいたけれど、 自分の年齢よりも古いワイン、初めて飲んだかも。 料理は文句無しのおいしさ^o^
店主のプレゼンとともに、 ワインの重みと歴史、エピソードを探れるお店。 ビンテージの良さを知りたい方にはオススメ!