
ネパール タリセット。「タリ」とはよくは知らないけど、ネパールで巡礼をもてなす簡易な食事のことらしい。例えていうなら四国のお遍路さんに提供される接待みたいな感じ?クシーはネパールレストランなのでたまにネパールならではネパールでしか食べられない味覚を求めてこのメニューを注文します。他のインドレストランでは味わえない貴重なお味。
おっちゃん「タリセットですか。カレーを2種類選んでください」私「うーんとね。じゃあマトンとぉ」「マトンですね。もうひとつは豆です」「えー豆?他のがいいなぁ」「いえ、ひとつは豆がきまりです」「2種類選べって言ったじゃん」「ひとつは豆は決まりで、もうひとつを選んで2種類選びます」うーん日本語って難しい。からかってるわけじゃないけど、こんな会話を毎回やってる。まあお互い意味はわかっているからいいけどね。
ちなみに正しい日本語は「セットにはカレーが2種類つきます。ひとつは豆カレーとなっておりますので、もうひとつお好みのカレーをメニューからお選びください」かな。おっちゃん頑張れ(笑。
そんなこんなでデフォルトの豆カレーと今日はマトンを選択。豆カレーはつぶつぶもちもち。うーんこれはチャパティもナンもご飯も要らんかも。これだけで雑炊というかオートミール食べてる感じinインド。逆にマトンのカレーは深みのあるカレーソースの中、マトンのほのかな獣臭グリルした香ばしさがちょっとハードな感じ。この感じ好きっ!ライスとクレープみたいに薄いパンであるチャパティが5枚。ネパールの辛味噌みたいなアチャールがワンプレートによそわれてバラエティ豊か。これにサラダとちょっと酸っぱいスープ、あと選べるドリンクがついて850円。ドリンクにはチャイを食後にお願いしました。ここんちのチャイはおいしいよ。
カレー、カレーをまぶしたご飯、それから時々サラダを組み合わせを変えつつチャパティでくるんでアチャールをなすりつけて食べます。ガブリガブリ。むふーん♪ナンとは全く違う感覚。連想するのはトルコのピタパンで包んだドネルケバブとかクロアチアのチェヴァピ?あるいはあるいはアジアの生春巻き?薄い小麦粉を練って焼いたものでおかずをくるんで食べる料理ってユーラシア大陸の西から東まであるんだね。その大陸のちょうど真ん中辺にあるネパール。タリは質素でありながらインド風とも中華風ともいえる不思議な空間的拡がりを感じさせる味わい。なんかお口の中がグローバル。
サイドメニューとしてインドなサモサを追加で注文しました200円。こないだからサモサ食べたいサモサ食べたいと思って店を探してたら灯台元暗し。行きつけのクシーにありやがんの。おやおや。サモサはいうなればポテトの揚げ焼売インド風。ケチャップソースをつけていただきます。あつあつもふもふほくほく。うまっ。うまっ。ちょっとこれでビール飲んだらうまいだろうな。今日のサモサはケチャップ味で、なんかアイリッシュパブにあってもおかしくないような出来栄えだから余計にそう思う。えーこれ絶対ギネスビールがあいそう。なんで?もうグローバリズムが極まりすぎて無国籍になっちゃった。
クシーのメニューは南北正統インド料理からネパールの郷土料理、それに近隣のタイ料理まで網羅しています。その守備範囲は余裕で日本の領土領海を超えるひろがり。エベレストの麓、西にペルシア/ローマ帝国、南にインド、北東に中華文化圏が交差する交通の要衝ネパール。本日のランチはちょっと壮大な世界観でお送りします。なますてー?