佐原の夏祭りに遭遇し、野次馬根性で祭りを見学。小野川沿いにたたずむ古民家カフェでひと休み。なんと「四千万歩の男」伊能忠敬ゆかりの店でした。 「喫茶 商い中」だけを頼りにお店に入ったため、店名はおろか全く何も知らずに席へ。「こちらは、アイスコーヒーも一杯ずつ淹れてるんですか?」と奥さんに図々しく尋ね、淹れたてをいただけるというのでアイスコーヒーをオーダー。塩分・糖分補給のため、ベイクドチーズケーキもセットでオーダー。 店内はなかなか気品のある和風の落ち着いた空間。豆を挽く音がしてアイスコーヒーとケーキがとどきました。スッキリとした飲みやすいアイスコーヒー。暑い日射しの中を歩きまわったので格別に美味い。しっとりしたチーズケーキも。 二組の先客が帰り、客は私だけになったので、奥さんに祭りのことを尋ねました。佐原では、夏祭りと秋祭りがあり、小野川を隔てた向こう側が夏、こちら側は秋にやることを知りました。土曜の夜が一番いいとの話でした。この日、川の向こう側で、個性的な山車をいろいろと見ましたが、こちら側の山車も見てみたい。秋にも来るっきゃない 笑。 続いて、目の前にある伊能忠敬記念館のことをお聞きしたところ、こちらの旦那さんが伊能本家茂左衛門17代当主。定年後に「遅歩庵(ちぶあん)いのう」をオープンさせたようです。店内に、伊能家に代々伝わる古道具や古美術がいろいろ展示され、欄間など歴史ある建物の一部などが組み込まれています。奥さんが丁寧に説明してくださいました。 このお店、数年前のテレビドラマ「東京バンドワゴン」のロケ地としても使われていたそうで、亀梨ファンとかが今でもよく訪れるそうです。私はお店に門のある方から入ったので気づきませんでしたが、記念館側に面した入口の上には「東京バンドワゴン」の看板が…。他にも度々ロケに使われているようです。 暑い夏でなければ、江戸時代の漆器を使った「田舎しるこ」も食べてみたいところ。口数の少ないマスターの淹れる挽きたてコーヒーももちろん美味しい! こちらのお店、伊能忠敬記念館が斜向かい、伊能忠敬旧宅が川の向かい側、樋橋(通称ジャージャー橋)もすぐ近くという観光に絶好な立地。小江戸「佐原」散策時の休憩スポットとして最適かもしれません。 道路の渋滞の原因が夏祭りによる交通規制。これがきっかけで「遅歩庵いのう」さんに行くことができました。時間に追われない生活ならではの出会いでした。歩数を確認したところ、お店に入った時点で約四千歩。「四千歩の男」じゃ、桁が違いすぎますね。駐車場に戻って約7500歩。涼しければ、もっと歩きたかったなあ。 #伊能忠敬ゆかりのカフェ #佐原観光めぐりの休憩スポット #「東京バンドワゴン」ロケ地 #貴重な古美術、建具が見られる古民家
口コミ(6)
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静かな雰囲気の中で、おいしいおしるこいただきました。 200年前の漆のうつわでいただくお汁粉は、ほっこりと甘いいいお味。 東京バンドワゴンのロケでもつかわれたというお店の構えはこの本が大好きな私にはテンションMax! 幸せな時間をすごしました
伊能忠敬記念館の入口付近にある、伊能家の末裔が営む古民家カフェ。 カフェというよりはもっと素朴な、お休み処といった雰囲気です。 TVドラマで使われたという素敵な外観に惹かれ、ひっきりなしに観光客がやって来て、満席でお断りすることもしばしば。 ぬれ甘納豆が美味しそうだったので、お抹茶のセットを注文。 お抹茶は薄めサッパリでぬれ甘納豆はしっかりした甘さ。 甘納豆の小皿が素敵だったので、他のお店のかきもちの撮影にお借りしてしまった、というw #タベアルキスト #佐原ツアー
江戸情緒あふれる甘味処。 濡れ甘納豆とお抹茶をいただきました。 濡れ甘納豆はしっとりとした湿り気と、ぱりっと張った小豆の皮を保持しており、視覚情報通りの甘味。 お抹茶は残念ながら薄目だったので、もしかすると珈琲を注文するのが正解なのかもしれません。 町歩きの風情を堪能するには良いお店です。
小江戸でほっと一息。ロケ地だったようですが、それよりも伊能忠敬ゆかりってことに惹かれました