
【鮨は大久保 饅頭は水戸屋 蕎麦は加満屋でとどめ刺す!】
と、昔から謳われていた様に(銚子では)、名だたる寿司屋、大久保。
そんなことは頓着せずに、銚子での昼を決めていた食堂に向かう途中に見えた趣のある建物。凄い寿司屋だ。
祝い事だろうか?幸せそうな家族が入っていく姿を遠目に見て、店に近づく。
すると妻が、俄然反応してドアを開けた。
「今年は正月に伊達巻を食べなかったでしょ」
「ここの伊達巻は有名!」と。
上品で福々しい大女将さんに、伊達巻持ち帰れるかをお聞きした。
「ちょっと待ってください。聞いてきます」
「4,500円になりますけど…」
そんなにするの?高いからヨシマスヨさんなんて、今更言えない。奥にスタスタと行ってしまったので、待つのみ。
壁に貼ってある「御注文は前日の午前中までに…」と言う、注意書きに望みを託す。
戻ってきた 大女将、
「大丈夫です。できます。」
そして持ち帰った大久保の伊達巻。
明治初期、細工鮨として大久保の職人さんが考案したもの。魚のすり身を使用せずに作る伊達巻。
ぷるっぷるの食感と甘い味付け。
別名「漁夫(ぎょふ)のプリン」とも呼ばれる、今や銚子の名物。シランカッタケド…
当時、漁が終わり、丘に上がった漁師たちは毎日の様に大久保にたむろしていたらしい。疲れた彼らを癒すのに甘いものをと創作された大久保の伊達巻。
想像もしていませんでしたが、大きくて重い。
人に分けるわけにもいかない。
包み紙を見てみると、
「お茶の友、又はおみやげとして
一切れよりご注文
販売を承っております」
だと…
尚、添加物を使用しておりませんので
お早めにお召し上がり下さい
店主
二人で、三日掛けて必死で食べました。
ほんのりと甘めの大きな山笠の様な玉子焼き。プリプリの弾力があり、上品な甘さ。甘すぎることはない。
巻き寿司の部分は、反して小さい。
こんな伊達巻を見るのも食べるのも初めて。
銚子の名物。
一切れが丁度良い。
とても美味しくいただけた筈!
二人には多過ぎたが故に、とても印象に残る銚子の逸品となった次第。
ご馳走様でした。
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