
亀城公園の隣、家庭裁判所の前にある『冨久善支店』さんに初訪問です。
昭和8年創業の老舗割烹。現在は宴会場併設の割烹と、大衆食堂の2つの顔を持つお店。元々本店は再開発前の土浦駅前にあったそう。鰻弁当とか売ってたみたいですね。本店の無くなったいまも支店と名乗っているのが良いですね。
割烹料理と大衆食堂は入口も違います。この日訪問したのは大衆食堂の方です。店内は歴史を感じますが、大衆食堂ですからメニューが豊富です。
一番気になるのはやっぱり「うな重」ですが、予算が厳しいので「天丼定食」を注文。ただの「天丼」ではなく「定食」っていうのが決め手です(笑)
天ぷらは、海老、白身魚、蓮根、オクラ、カボチャ、えのき。土浦ですから蓮根は必須でしょう。畳鰯みたいに揚げた、えのきっていうのが珍しいですね。海老はプリッとした歯応え。白身魚の種類はわからないけどほっこり。天ぷらの揚げ技術が素晴らしい。
カラッと揚がった天ぷらに、甘めのタレ。炊き立ての白ご飯。料理としてのレベルが無茶苦茶高い。
豆腐の味噌汁はしっかりした出汁。2つの小鉢は昆布と切り干し大根と、ポテトサラダ。瓜の漬物まで全てが美味い。これで1,000円は凄いですね。
総じて…
絶品の「天丼定食」です。
大衆食堂とはいえ、流石は割烹料理店です。歴史に裏打ちされた調理の技術、味は本物です。
歴史ある亀城公園、土浦城跡の隣という立地も必然です。近所にある明治創業の『ほたて』さんと並ぶ、土浦を代表する名店です。