更新日:2023年10月01日
ボリュームたっぷりで、接客が笑顔で気持ちの良い、お寿司屋さん
前回は少しお高いしらかばセットにしたのだが、今回は流石に連食してきたので安い、1300円のポプラセットで。「当店のお寿司はサイズが、、、、」といつもの口上を聞き、「いえ、もうフルサイズで!」と元気よく答える私。 そう、この店の醍醐味はこの、巨大なシャリにある。戦艦のごとく巨大なシャリの塊こそ、日本橋の粋というものだ。出てきた瞬間わかっていても笑みがこぼれる、これよ、これ食べないと倶知安にきた気がしないのよ。というアイコニックな、お寿司。 ”寿司は一口で食べるもの”というのはあくまでも固定化された江戸前の概念であって、このサイズになるともうそう言う事はどうでもよくなってくる。要するに、寿司という自由の表現であり、伸びやかな大自然で育まれた一つの寿司の形、であるわけだ。おにぎりを一口で食べないのと同じ事であって、脳内が微妙にバグる感じがまた、たまらない。 寿司。一口に言えどもその裾野は広い。それはまるで目の前に構えて動かぬ蝦夷富士、羊蹄山のようではあるまいか。 味はしらかば、の方がうまい。のでやはり本来はより、高いお寿司の方をお勧めしたい。あと、この寿司には酒が欲しい。