こんな素敵なカフェが、まだRettyに登録されていなかった。この地で40年営業されてる自家焙煎珈琲店。 「洗濯船」。馴染みのない言葉かもしれないが、かつて、モンマルトルにこのように呼ばれる住宅があった。ピカソをはじめとする芸術家、文学者、俳優たちの活動の拠点だった。 店を出る前にマスターに尋ねてみた。なんでこれを店名に? 「溜まり場」にしたいという意味で付けられたという。たしかに、モンマルトルの洗濯船も芸術家たちの「溜まり場」だ。 私が訪れたのは、平日の2時ごろ。寄居町に4月にオープンした注目のラーメン店でランチをした後に寄ってみた。 先客は奥のテーブル席に1人。真ん中のテーブル席に1人。カウンターに座ろうとしたら、どこでもどうぞとマスターがおっしゃるので、入口近くのテーブル席に着いた。これでテーブル席は埋まった。 水を持ってきていただいたが、メニューを持ってきてくれない。マスターにメニューは?とお聞きすると、壁にかかっている大福帳がそれだった。 かなり分厚い大福帳だ。1枚1枚めくると、写真のような感じに記載されている(写真は一部)。 この日、チーズケーキは切れていたので、 マンデリン・スマトラ G1 チョコレートケーキ をオーダー。 チョコレートケーキは普通に美味いってところですかね…。久しぶりに飲んだマンデリンは、堪らなく美味い!見た目は薄そうに見えたのだけど、ブラックで飲むとスッキリとした心地よい苦味だ。 お替わりで、別のものも試そう…と、 モカ・マタリ No.9 をオーダー。 好みの問題だが、私にはマンデリンの方が合う気がした。先客の若い学生さん風の客もブレンドをお替わりしていた。コーヒー好きが集まるだろうな。焙煎は、ガスの直火式だそうだ。 美味しいコーヒーがいただける店。カウンターの前には、コーヒーカップが多数陳列されてる。同じカップは1つもなさそう。 真ん中のテーブル席にいた先客が帰ったのと入れ替わりのように、別の客が入ってきた。私より年配の常連さんのようだ。カウンター席に座って、しばらくマスターと話した後、持参してきた本を読み始めた。 たまたまかもしれないが、こちらでは読書をする方の方が多数派。学生風の客も本を携帯していた。客はスマホやパソコンをカチャカチャいじるような過ごし方をしていない。そんなことをしていたのは、私くらいのもの。店内はじつにレトロ感があるが、客の過ごし方も昔風で妙に落ち着く。音楽は、小さい音量でずっとクラシックが流れていた。 店内に柱時計が、ざっと10台以上はある。その多くは動いてなさそうだ。時間を止める仕事をしているかのようだ。入口入ってすぐの柱時計だけは正確な時を刻んでいた。この店内を去ると現実の世界に一挙に戻るようになってるみたいだ。 わずか1時間ほどの滞在だったが、マスターとはいろいろ話ができてよかった。腰の低い温厚な方。聞き上手で、私の方もあれこれ話したが、寄居町の祭りのこと、店名のことなどいろいろ教えてもらうことができた。もっと話をしたいところだったが、こういう店なら家から1時間も苦ではない。ぜひ、また訪問しようと思う。 営業は原則、無休。夜8時くらいまで営業しているという。夜は、勤め帰りの方も寄って帰る方がいることでしょう。40年前に、溜まり場にしたいとオープンさせたお店。マスターが30代のとき。これまでに多くの方々がこの店に溜まったに違いありません。 もともと古民家だったのか古民家になってしまったのかの判断が難しい。レトロがしっくり馴染んでいる。歳を重ねた素敵なマスターも、妙に店にお似合いだ。 駐車場は、店の前に3台分ほどあり。寄居駅から歩くと10分程度。 2019/6/12 訪問 #40周年を迎える自家焙煎珈琲店 #洗濯船の意味 #レトロ #最高のマスター #Retty初投稿 #大里郡寄居町
写真と本文をすべて表示駅から近い
ランチ営業あり
おひとり様OK

















