日光の名所旧蹟「憾満ヶ淵(含満ヶ淵)」晃海大僧正が真言の最後の句「カンマン」をとり憾満ヶ淵と名付けた、男体山から噴出した溶岩によってできた奇勝地に行く。駐車場に車を止めると『含満名物 味噌だれ そばだんご』の幟が見えた。帰りに立ち寄ろうと思い憾満ヶ淵へ行く。ザ〜ザ〜という渓流の水音。その昔、慈雲寺が創建されていたという。渓流沿いには、お地蔵様が鎮座している。行きと帰りに数を数えると数が合わないことから通称「化け地蔵」という。茶店まで戻ってくるとゴ〜〜と寺の鐘楼から昼を告げる鐘の音が聞こえてきた。茶店といえば名物? 「そばだんご」を注文。あどけないお兄ちゃんが、店を切り盛りしていた。おまちどうさまでした。微かに香る山椒がいい。山椒が蕎麦の香りを邪魔するかなと思っていたら、蕎麦の香りも感じられていい感じ。お店の所在地は匠町。東照宮が造営されることにより、徳川家についてきた職人が日光に根を下ろしていた時代もあったようだ。その他に大工町、板挽町、石屋町はその名残となっている。日光を『鬼門』として鎌倉・江戸幕府は重視していたが、鬼門が丑寅(北東)なら方位が異なるようだ。鎌倉から日光は真北に近く、江戸からは磁北に近い。いずれの丑寅の方角は、茨城県の霞が浦にあるとされている。二荒山神社が勲四等に叙された頃の都は平安京。この地から鬼門の方角が日光山であるという。松尾芭蕉翁の『奥の細道』には、二荒山(にこうさん)と称していたが、空海大師が寺を再建したとき日光と改めたとされている。一方で山岳信仰=霊山という日本古来の精神文化に、『山』を畏敬することは、神霊の宿る山。死霊の帰る山。ごちそうさまでした。
写真と本文をすべて表示癒しの渓谷で味わう、山椒香る絶品そばだんごと静かなひととき
歴史と自然が調和する日光の景勝地、憾満ヶ淵近くの茶店でいただく名物そばだんご。清らかな渓流のせせらぎやお地蔵様に見守られた穏やかなひととき、鐘楼の鐘の音が響く趣あるロケーションです。ふんわりと香る山椒と蕎麦の風味が絶妙にマッチし、ここならではの美味しさを感じられます。土地の歴史や文化を感じつつ、地元のお兄さんの温かい接客も魅力です。観光や参拝の合間に、昔ながらの味で心を和ませてくれる、特別な時間を過ごせます。
禁煙
PayPay決済可
ランチ営業あり













