【昭和スタンド探訪】 土曜14:30、上尾で仕事。千載一遇のチャンス到来だ、1時間早く家を出る。一駅先の北上尾駅で降り、9月の終わりだがまだ少しだけ暑さが残る街道沿いを15分程歩く。デカイ電器屋さんの向かいにそれはあった。 ついに来た、オートパーラー上尾 オートパーラーなのに歩いて来た 決して明るくはない店内、ゲーム機がたくさん並ぶが動いてないのかひっそりとしている、人もいない。左奥にあるお目当の自販機コーナーに向かうとテーブルがいくつか置いてあり先客は3人家族、お父さんが無心に丼からうどんをズルズルしてる向かいでお母さんと娘は自販機で買ったのだろうポテトチップスを黙って食べている。 その隣のテーブル、仕事休憩中なのか作業服のお兄さん2人は目当てが食事ではなく飲み物らしい。自販機で「うわーこれこの瓶のファンタ、何十年振りに飲むんだろう!」出て来た瓶を備え付けの栓抜きで開けテーブルで飲んでいる 私は駅からここまで歩く道すがら悩んでいた、そばにするかうどんにするか。販売機の前に立つまで悩んでいたが、今日の麺の神様は私に道を示してくださった。 そばが売り切れていたのだ。 コイン投入口に100円玉を3枚入れ、強烈に昭和な字体の「天ぷらうどん」¥250のボタンを押す これまた強烈に古いタイマー表示、先のお兄さんに感化され、待ってる間に¥120でファンタを購入。栓を抜いて王冠をズボンのポケットに入れる。 瓶をテーブルに置きうどん自販機の平べったい取り出し口から完成したプラスチックの丼を引っ張り出す。 ついに出会えたぜ、自販機天ぷらうどん 早速食べてみる。 エビのエッセンスを感じるフニャフニャの天ぷら、当たり障りのない中細うどんに濃くも薄くもないつゆ。食べ進めると中からうずらの卵とナルトが出て来た。具が沈んでるのも噂通り 時代を飛び越える一杯 素晴らしいな、一瞬で完食。 そして今日の狙いはうどんだけではなかった。同じ一角で強烈に昭和のニオイを発し、古めかしい写真に「トーストサンド」と書かれた自販機に100円玉を2枚入れ、「コンビーフ」のボタンを押す、「トースト中」のランプが時代を物語る。 1分ほどでこちらも完成。アルミホイルに包まれた熱くて持てないそれが取り出し口から登場。テーブルに戻りアツアツを開封、出て来たぺったんこをガブリ、中からコンビーフが顔を出す。 グレープ味のファンタとトーストサンドで昭和なランチからの昭和なモーニングフィーリングへ。食べる順番が逆だったか。 3人家族のお父さん、どうしても自分だけ昭和自販機うどんを食べたかったのだろう、食べ終わるや否や、暇を持て余す妻娘に気を遣い「せっかくだからゲームしよう、ゲーム」と言いひとり店内を見て回るが程なくして戻って来ると「ほとんど電源が入ってないや、ゲームしたいのに、ねえ」何も答えない娘に妻が「もう帰りましょ」 私も完食、¥570で至福の15分が終わった ごちそうさまでした。 この間も自販機の写真だけ撮って食べずに去っていく男性が2人ほど。知る人ぞ知る人気スポットなんだな 俺もそろそろ仕事に行くか 建物を出てついさっき歩いて来た街道を駅の方へ戻る。ポケットに手を入れると指に硬い感触が。 丸くてギザギザの王冠、娘へのお土産にしよう 多分初めて見るから何だかわからないだろうな。 #真上写真部
写真と本文をすべて表示昭和レトロな空気とサンドイッチで、ゆったり過ごせる異空間カフェ
まるで時が止まったかのような独特の雰囲気を楽しめるカフェ。落ち着いた店内は静かで、ひとりでもゆったりくつろげる空間が広がっています。特にコンビーフトーストは絶品と評判で、昭和レトロや珍スポット好きにはたまらないスポットです。のんびりとした非日常を味わいたい時におすすめです。


























