森の中でワインと料理のマリアージュの至高のひと時を‼︎
夏の小旅行は、涼しい軽井沢で何もしない日々を過ごそうと、星のや軽井沢にしました。ここはコテージ風の宿泊棟が点在しているので、食事はルームサービスか、徒歩か送迎を使って施設内に点在するレストランとなります。せっかくなので、向かいにあるホテル、ブレストンコートの敷地内にあるレストランを予約して伺いました。半年前に予約したのですが、第一希望日はすでに満席でフラれてしまったのにはビックリ‼︎ 確かに私たちもそうですが、ここに来たら夜はあまり外に出ないこともあり、こちらかハルニレテラスなどの星のや内のお店に集中してしまうのでしょう。ともあれ、予約できて良かった(^ ^)
こちらのメニューは、基本的にコースのみ、ドリンクをアラカルトにするかペアリングコースにするか、の違いなのですが、コースに一品料理を追加することができます。なので、サイト上には コース料理 7品~ 19,800円~(税抜価格18,000円~) という記載になっているのです。私たちは、ドリンクは ペアリング 13200円 にして、料理とのマリアージュを楽しむことにしました。
こちらの料理は「水のジビエ」がコンセプトとなり、鮎やヤマメや岩魚などが使われるとのこと、この日のコースの内容は以下となります。
・アミューズ・ド・ブーシュ
・前菜(3皿+追加1皿)
鯉と胡瓜のレゾナンス
乳飲み仔山羊のレ・ドス
山女魚のミーキュイ
鰻とフォアグラのテリーヌ(追加料理 3500円)
・魚料理
ニジマスのヴァプール 川海老のソース
・肉料理
鴨肉のロティ デュオ・ソース
・デザート
桃とエストラゴンのアンサンブル
さて、部屋から送迎の車で移動し、着いたのは森の中のバルコニー風のテラスです。実はせせらぎの聞こえるテラスでアミューズ・ド・ブーシュをゆっくりと楽しんでから、レストラン棟に移動するのです。名前を告げるとテラスに用意されたテーブルに案内され、スパークリングワインと共に料理が順々に供されました。グラスのような器にはヤギのミルクのババロワ、トマトベースのソースと共にいただくのです。コクのあるミルクにフルーツトマトの甘味と旨みがよく合います。全部で7種類の一口大の料理が出ますが、浅間サーモンや岩魚、牛の生ハムを使ったラタトゥイユなど、変化に富んだ素材と美しいプレゼンテーションの料理をせせらぎの音を聞きながら目と舌で楽しんだ後、レストランの中に移動してコースが始まるのです。
前菜は3種類、鯉と胡瓜のレゾナンス、乳飲み仔山羊のレ・ドス、山女魚のミキュイです。そして、おすすめの料理の中で気になってしまった 鰻とファグラのテリーヌを追加しました。鯉料理は佐久鯉のあらいをきゅうりで包んだ淡い色合いの一皿、オリーブオイルを粉にしたものと黒オリーブがドレッシングがわりになります。こんな食べ方は初めてで斬新ですね。添えられたピクルスが酸味の仕事をしているのも面白いです。仔山羊料理はもも肉の炭火焼きをヤギの白湯スープでいただくもので、浸して食べるもよし、スープと別々に楽しむもよしというもので、山羊の臭みも全くなく、こんなに食べやすいとは思いませんでした。3品目は山女のミキュイにフェンネルソースのエスプーマにタピオカとゴールデンキャビアが食感のアクセントを出していました。
4皿目の鰻のテリーヌはメインの合間に出していただくことになったので、メインの一皿目の虹鱒です。養殖の大虹鱒は泳がせて身が締まるとのこと、ソースはオマール、川海老、甘エビのエビ三種を使ったアメリケーヌソースで、2色のズッキーニとこぶみかんのムースが載っています。ビジュアル的にも鮮やかな色彩感のある一皿、もちろんあっさりとした蒸した虹鱒と複雑な海老の風味が溶け込んだアメリケーヌソースとの組み合わせは合わないわけがないですね。そして前菜4皿目の鰻とファグラのテリーヌが出されます。お米を使ったサラダ仕立てでプレゼンも素晴らしい‼︎冷製のウナギとフォアグラという難しい素材をここまで昇華させた一皿には敬服しかありません。
メインの肉料理は鴨です。鴨の皮目に蕎麦の実と甘めのソースを焦がしてコクを出し、鴨だしを使った二種のソースに酸味は茄子のバルサミコを添えるという技ありの一皿でした。
デザートは桃を使ったクリームブリュレにエストラゴンのジェラート、レモンと桃のかき氷が添えられ、手がかかったデザートとなりました。別オーダーのダージリンティーで山河の幸を堪能した至福の時間を終えました。
合わせるドリンクもワインだけでなく日本酒もあり、まさに料理とのマリアージュが考えられたコースになっていました。雰囲気、サービスともハレの日にぴったりのレストランとしておすすめです。