Mihoko Kumagai
淡路町駅
割烹・小料理屋
リーズナブルで美味しい割烹があるというお誘いがあり、ホイホイとついていくことにしました。元の職場からはランチ圏内の立地ですが、こちらはディナータイムのみなので、こんなお店があることに気づきませんでした。 メニューはこのコースのみのようで、おまかせコース + 一品 6050円 でした。ここから数品料理が少ないコースもありますが、基本はこのコースとなります。サイトに載っていた内容は以下となりますが、その日によって献立は変わります。 ・旬菜 ・お椀 ・お造り ・追肴 ・焼き物(揚げ物) ・煮物 ・釜炊きご飯 ・留椀、漬物 ・デザート 先付の「牡蠣豆乳ロワイヤル、カリフラワー、生海苔」という蒸し物から始まりました。豆乳を使い、カリフラワーも粒々感を残しながらすり流しで使われているのか、豆乳の柔らかさにカリフラワーの香りが立っていました。上には生海苔があしらわれていて、全体を磯の香りが包み込むという、意表をつく組み合わせのスターターでした。 前菜は「南瓜豆富、白身魚かぴたん漬け、青菜茸浸し 揚げスルメ、チーズカステラ、卯の花トリュフ香」です。続く吸物椀は「澄まし仕立て 浅利真丈、白木耳、小松菜、粟麩、ゆず」で、出汁も浅利ベース、浅利真丈にはアサリの身も入り、小松菜の緑と木耳の白と粟麩の薄黄が美しい一品でした。お造りは「富士サーモン 鯛、あしらい一式」で、熟成されたサーモンや鯛が口の中で旨味を放出してきて、繊細なツマの新鮮な風味がさらに旨みを増幅していました。 ここから温かい料理が続きます。煮物椀は「菊花蕪 銀杏、茸」で、細工の美しい蕪、金色に輝く銀杏と白い榎茸が雪の中の落ち葉のような静かな雰囲気を出していて、これはビジュアルも素晴らしい一品です。焼き物は「鱧鍬焼き ぶどう山椒、梅酢長芋」、骨切りした鱧が甘辛いタレで焼かれたもので、季節的には少し遅い鱧がこっくりとした脂の乗った焼き物として、違う表情を見せてくれました。 食事は土鍋ご飯に赤出汁、土鍋ご飯は零余子、ごぼう、搾菜、白胡麻を混ぜて出汁で炊き上げたもの、特に塩漬けの搾菜は歯触りとさっぱり感を演出、零余子の素朴な味わいと津から強い牛蒡の香りもマッチ‼︎そして驚いたのは赤出汁で、なんと和辛子を使っていてほのかな刺激があるのです。これは初めての感覚で、しかも絶対に家では再現できそうにない(^_^;)割烹の凄みを見たような気がしました。デザートはほうじ茶ブリンで小豆の上品な甘みが印象に残りました。温かい煎茶をいただき、見事なコースを楽しめました。 大将はなだ万にいらしたそうで、味付けはどれも大変上品です。お店の外観はやや素っ気ないものとなっていて、通りがかってもここに割烹があるということはすぐにはわからないですが、隠れ家的なオフィス街の割烹としてお勧めです。















