Grenadier

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1000投稿 Akiyo Athlete

2018年秋のイギリス旅行♪ retty繋がりで教えていただいたこちらのパブ。 店名の "Grenadier" とは、近衛兵という意味で、店の前には宮殿などを警護する近衛兵のstandがあったり、看板にも近衛兵が描かれていて、由緒正しい感じ。 狭いお店のなかはとても古びていて、古きよきロンドンでパブという雰囲気が漂っています。 天井には一面にお札が貼り付けられて、なにかいわれがあるのでしょうか？ 爽やか系のドラフトビールと、イギリス名物 fish＆chipsを。ヴィネガーをガンガンかけていただきます。カラリとあがったお魚、ビールに合いますね。 ロンドンパブを堪能しました。 ごちそうさまでした♪ #ロンドン #パブ #由緒正しい #旅先グルメ #201811

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1000投稿 akira i

【蔵出しロンドンパブ数珠つなぎ 2/7　「幽霊」】 「幽霊が出るんだって」「幽霊？」 カウンターのタップ右側に腰掛けて僕らはワンパイントのエールビールを頼んだ。タップ数はあまり多い店ではないが、このお店はそのロケーションと幽霊が売りのパブである。もともとは初代ウェリントン公爵の近衛兵「グレナディアガーズ」の食堂だったそうだが、キングジョージ4世も出入りしてたという、まっこと歴史が深い店だ。バッキンガム宮殿の裏にあり、しかしお店は細い私道の奥まったところにあるので、まるで隠れ家といったところだろうか。細い路地を抜けるとぽっかり広場があって、そこに鮮やかに花の咲くステップのあるパブがある。 「1720年にバッキンガム宮殿の近衛兵のために建てた歴史あるパブなんだけど、あ、店名のグレナイディアっていうのはだから近衛兵、っていうそのまま。で、その近衛兵のCedricがある日カードゲームでギャンブルをやっていて、ここで。で、ズルしたんだって」 「あのもしかして壁の絵の人？」 「そう、アレ。Cedricさん。たぶん、俺やってねーし！とかで嘘を貫き通そうとしたのがよくなかった。次第にエスカレートした仲間にボッコボコにされ、死亡。」 「それって教訓？」 「嘘は良くないね」 「ズルもダメよ」 「そんなわけで、ここにはCedricさんの幽霊が出るんだそうだ。特に殺された９月によく出るらしい。当の本人は恨みつらみでパンパンにはちきれそうだとは思うのだが。で、だ。君は幽霊を信じるかい？」 「幽霊は怖いわよ。出るときは出るのよ。まだ見たことがないから信じないことにしてるけど」 「まさに、今我々のこの座るカウンター周りで、事件は起きた。絶対そこら辺のテーブル席ではちゃめちゃな暴行があり死体が転がったのだ。そう、いわゆるこれは事故物件。日本なら借りてのつかないイワクツキだ」 「にしては、花咲き乱れるエントランスまで人でギュウギュウね」 「イギリスでは驚くことに幽霊は冷遇されていない。古城ホテルなんて”ホーンテッドホテル”としてソイツが集客のカナメとなることもあるし、”幽霊付きの家”が高値で取引されることもあるそうだよ」 「あれ、イギリスでは火葬なの？」 「ん？あれ？」 「あなたの大好きなショーンオブザデッドって、ロンドンが舞台のゾンビ映画じゃなかった？」 「ああ、あの映画は”ゾンビ”は出てくるけどその発生原因は映画の中で語られていな、、、」 「いずれにせよ、幽霊になるってことは火葬されたのよねぇ、、、Cedricさん。」 「いずれにせよ、嘘は良くないし、バレる」 「バレたかどうかは解らないわ、Cedricさんは真実を、墓まで持っていったのよ」 このお店は、しかしながらCedricさんのおかげで、300年もの時を超えて今だに人の集う人気のパブであるからして、例えば本当に呻き声が聞こえたなら、幽霊に感謝すべきなのかもしれない。 #クリスマスキャンペーン #幽霊 #ロンドン #パブ