
【お店の探し方】 ここが今回最後のフィレンツェ飯で、様々なレビューサイトを見てここに決めたのですが、信用できる舌を探し出す、までには時間がかかるものだなと思いました。特に、フィレンツェの様な特殊な観光地でもありまた、日本人もある程度住んでいる場所であるとどういった意図でそのお店が賛美されているかにかなり違いがありました。 それからフィレンツェが独特なのはやたらとレベルの高いお店が多いというところです。なので、「ここのパスタが一番うまかった!」というレビューが様々なお店で見受けられ、最初は困惑していたのですが、最終的にはさもありなん、でした。これだけの観光地でこれだけ食事のレベルが高いのは正直驚きです。というか、割とそれは見たことがないレベルで。 さて、こちらのお店は他の方が”フレンツェで外せない4件のうちの一つ”としてあげておられます。あとの3件の中の一つが私がお昼を食べたGANZO。もう一軒はミシュランのビブグルです。この人の舌、ピンと来ました。なのでやってまいりました。お店の前でメニューを見て、タリアータがリストされていたのでイン。 先ずはコッペルトの泡。勝手に出てくるショートの泡は2回目ですが、こういうの、いいですね。シュワシュワしながらメニューを見るとタリアータがない。カメリエーレに聞いたら「ちょっと、できるかどうかシェフに聞くわ!」とのことで、温かいおもてなしからスタートです。残念ながら材料がないからできないわ、とのこと。 というわけで相談して、まずセコンドピアッティにストラコットキャンティーナというトスカーナの郷土料理を。これは牛肉をワインとトマトで何時間も煮込んだものです。プリモはそれを鑑みてピスタチオとフレッシュトマトのショートパスタとしました。ワインはグラスワインをトスカーナで。 そういえばフィレンツェで一度も乾麺を食べませんでした。生に合うソースばかりを選んでいたというわけなのですが、逆にいうとシンプルなポモドーロのメニューをあまり見なかった気がします。特に、伝統的料理においてトマトは必須かというと、歴史的には16世紀ごろアメリカから流入したもので、それまではアンチョビと魚醤をメインに使っていたのだとか。もちもちしたパスタがフィレンツェでは多く、このショートパスタはトロフィエというもので、ジェノベーゼの基本の麺だそうです。 セコンドピアッティは写真で見ると小さく見えますが、なかなかの大きさ。大きな塊を煮込んでカットしたものでしょう。ハーブ、ガーリック、野菜の旨味。トマトの酸味と、ふっくら柔らかな肉がたまらなく美味しい。 日本のイタリアンはスパゲティ!ピザ!もしくはかなり高級で繊細なお店というパターンが多い感じがします、フィレンツェではこういったレストランのメニューが主流ですね。基本的にシェアしない文化ですが、日本人にとってはかなり盛りがいいです。もう一つ、強く印象付けられたのが塩分濃度。日本はかなり塩気が強い傾向がある気がしました。フィレンツェの料理は軽やかでピュアな印象が殊更に強い。そして、野菜と肉のうまさが素晴らしいですね。一応それなりにイカなどもオンリストされていましたが、もうシーフードに関しては日本がうますぎてトラウマになっているので、今回は一切チョイスから外しています。けど、多分美味しいんだと思う。 ボトルワインもバカみたいに安いのですが一人で1本を一つの店はあまり面白くないので、このお店はここで退店。せっかくだから違うお店でワインを飲みます!