
【 久留米で文化としてワインを広める人 】 とにかくそのお店は目を惹くかっこよさである。スカッと店内は何もなく広々としていて、人通りの多くないくらい通りにぽっかりと灯りを殿して存在している。 その、存在感。 近寄っていくとナチュールのお店だった。圧倒的に美しい、巨大な建具を開けて中に入る。本当に広々としていて、美しい。まるでハイブランドのアパレル店みたいだ。 窓が大きく取られ、外界と隔絶しない。オーナーの想いを感じるような作りである。素敵なワインとオーナーとの久留米談義。良いワインは人と人の距離をいい具合に詰めてくれるからいい。 見知らぬ、初めて訪れた町でも、こうして楽しく飲める店があるというのは、幸せなことである。私が旅先で知りたいのは、その訪れた町の観光地ではなく、人や文化であるのだ。