
JR三ノ宮駅の東側。 駅前のにぎわいから少し離れた、オフィスや飲食店が並ぶ落ち着いた通りにあります。 人通りはありつつも、どこかローカルな空気が流れ、三宮らしい日常の風景が広がるエリアです。 お店は、どこか懐かしさを感じるノスタルジックな外観。 引き戸を開けると、店内にも渋くて味わいのある空間が広がります。 こちらのお店は、60年以上続いているそう。 店内には商売繁盛の神様や赤富士も飾られていました。 席に座ると店主さんが 「ごはんは中・小? お味噌汁と豚汁どっちにしますか?」 と、やさしく声をかけてくださいました。 常連さんは扉を開けるなり 「ごはん中、味噌汁」 と、慣れた様子で注文。 おかずは奥のショーケースから好きなものを選ぶスタイルです。 この日のショーケースには、 ほうれん草のおひたし、青菜と薄揚げの煮浸し、ごぼうのきんぴら、いわしの天ぷら、いわしの煮付け、焼き鮭、鰤の煮物、鯖の煮物など、家庭の食卓のような料理がずらり。 下の冷蔵ショーケースには、きゅうりの酢の物や春雨の酢の物も並びます。 玉子焼は注文してから焼いてくれるスタイル。 お魚のおかずは温めて提供してくれるのも嬉しいところです。 鯖の煮物は、しっぽの方かお腹の方かで言い合っていると、その様子を見て店主さんがやさしく笑っていました。 そんな何気ないやり取りにも、このお店らしい温かさを感じます。 この日いただいたのはこちら。 ⚪︎玉子焼 ¥220 注文してから焼いてくれるので出来たて熱々。 店主さんの雰囲気のように、ふんわりやさしい味わいでほっとする一皿です。 ⚪︎鯖の煮物 ふっくらやわらかく脂ののった鯖。 甘辛い煮汁がよく染みて、ごはんが進む味です。 ⚪︎肉豆腐 お豆腐に味がしっかり染み込み、じんわり美味しい一品。 ⚪︎ごはん 小 ¥220/中 ¥270 ごはんには、お漬物(たくあん)が付いてくるようでした。 ⚪︎豚汁 ¥360 器からあふれそうなほど具だくさん。 お味噌汁の倍以上のお値段にも納得のボリュームです。 ⚪︎みそ汁 ¥140 鯖の煮物と肉豆腐のお値段は分かりませんでしたが、全部で¥1,680でした。 お茶のサービスもあります。 毎日食べたくなるようなやさしい味と、やわらかな店主さんの笑顔。 お腹だけでなく、なんだか心まで満たしてくれる食堂です。 店主さんの温かさも心地よく、長く続いている理由が自然と伝わってくる一軒。 いつまでも元気で、続けてほしいなと思います。