
〈ようこそ大津の混沌たるカオスへ〉
「兄貴ィ~ここ・・・なか見ちゃあかんやつじゃないッスか?」
「なんか非常に入りにくい雰囲気」「・・・でも、ええい!」
ガラガラガラ~
『靴脱いでお入り下さい』
「???・・・お、おう、・・・いきなり違う作法」
「兄貴ィ、これやっぱパンドラの箱じゃ?開けたらあかんやつ」
「開けちゃったから、し、し、しかたねーだろ」
『今日のサービスランチはチキンカツと豚のしょうが焼き。豚汁とご飯とサラダとチキンカツはカウンターから勝手に取って行って下さい』
「はーい豚汁とご飯とサラダとチキンカツね・・・ん?チキンカツ?チキンカツ取り放題なの?」
『どうぞ』
「???」
「兄貴ィ~取り放題なら豚汁も底からがっさりいきまーす・・・うわ♥具、山盛り!」
「サラダもレタスだけじゃなくてもやしのお浸しや根野菜炊いたんや春雨サラダもある、これ全部取り放題?」
『どうぞ』
「ほんとに750円?」
『はい、どうぞ』
「座って落ち着いて室内見るに・・・ここ飾りつけどう言ったらいいか・・・もう、ラビリ~~ンス」
「ルネッサ~~ンスじゃあるまいし、あのコンビどこ行ったんだろ?・・・もとい、もうそこらじゅう手作り感満載ッスよ!」
「なんとも料理食べながら料理の事忘れてしまう位の未知との遭遇」
「ようこそ大津の混沌たるカオスへ」