
『番屋茶屋』にはほうとうがあって名物とのこと、よし、今日の晩ごはんはこれだな。
アルコールをほとんど飲まない師匠、今日はさすがに疲れたようで私と同じく一番搾り。
いや~、お疲れ様でした、無事下山できてよかったということで乾杯!
グビッと飲み干す一口目、これは堪らなく美味い!
お、ほうとう、来ましたねぇ。
ん?麺が随分と細いようで、まるでうどんのような外見。
汁の色合いからカボチャと味噌がたっぷり入っている様子、よし、まずはその汁から一口。
うん、野菜の旨味がしっかり出ています。
疲れを癒やしてくれるようなほっこりとした優しい味、うん、これは美味い。
さて、麺はどうか。
ツルツルっとした食感、外見そのままうどんのような味わい。
最初は「ほうとうじゃないよな」と疑問を感じながら食べていましたけど、慣れてくると意外にこれがいけるんです。
太麺の一般的ほうとうよりも食べやすく、汁の味をしっかりと絡めて味わうことができる。
野菜も一緒に食べることができるので、様々な旨味を同時に口に入れることができる。
細麺の良さはこんなところでしょう。
辛味がS&Bの七味唐辛子というのは、辛いもの好きの私としては若干残念に感じたものの…
そうか、同じ山梨とはいえ「すりだね」は富士吉田のもの、甲府盆地にはないのか。
師匠も私もかなりの勢いで完食、優しい味に感謝しながら、ご馳走さまでした。