
【平日は蕎麦を製粉し、金土日のみ営業する銘店】
※コメント返しは原則お休みしてますので、記入ご遠慮ください(参考通知とオフ会の御礼は記入OKです)
本日の蕎麦探究は
『そば㐂り 日曜庵』
訪問時点、
Googleマップ評価「3.9」、
某グルメサイト「3.69」
4度の蕎麦百名店選出実績あり。
店主は亀有の
ミシュランビブグルマン店
『吟八亭やざ和』で修業して独立。
『やざ和』も以前訪問し投稿済です。
『日曜庵』の店主は
平日は蕎麦の製粉に注力し、
金土日のみ営業する「蕎麦中心の生活」をされ
変則的な営業形態ながら、
名店に昇りつめた店です。
■鴨汁蕎麦御膳 …2140yen
■エビスビール … 780yen
注文したのは
「鴨汁せいろ」に「鴨の燻製」「鴨肉鉄板焼き」が付いてくる
ゴージャスかつコスパもよい「鴨汁蕎麦御膳」。
…まず汁は使わず蕎麦ひとたぐり
蕎麦は全て玄蕎麦で、
丹念に石臼で挽いて自家製粉
蕎麦肌はほんのり
蕎麦殻のざらつきが舌を擦ってきます。
細切りの蕎麦かつ
デフォルトが柳のようにしなやかな食感なので、
鴨汁に浸けると汁の熱によって更に柔くなってくる感じです。
汁はあっさりとした後味のよい甘味と、
カエシのキレのよい凛々しい佇まい。
夏場の鴨のせいか
ツユに鴨の脂は浮いておらず、
鴨肉の肉質も比較的締まってます。
ジュウジュウと音をたてる
豪快な「鴨肉鉄板焼き」は胡椒主体の
シンプルな味付けながら、肉の質がよいので
大変美味しくいただけます♪
「鴨肉の燻製」はしっとりと
ウェッティな食感とスモーキーさを両立。
エビスビールに最高に合いますよ(笑)
何気に添えられた「あおさ」も品質がよく、
蕎麦と一緒にいただくと、口中に上品な磯の味が広がります。
あと蕎麦湯が超濃厚。
葛湯と見まがうようなドロドロさで、
濃くて大変美味しかったです。
~あとがき~
以上、『そば㐂り 日曜庵』でした!
“庵”と名乗っている通り、
東京の外れで蕎麦と向き合い金土日のみ営業。
モダンと詫びさびをバランスよく取り入れた
小粋でセンスのよい店内空間や食器の数々、
どこか師匠の『やざ和』に通ずるところも感じました。
残念だったのはこの店、丸抜きの蕎麦を
焙煎させたという革新的な蕎麦が数量限定であるのですが、
訪問時間帯が遅かったため売り切れでした。
日曜庵は予約ができないので、
「焙煎蕎麦」狙いなら開店前から並ぶのが
唯一確実な方法ですね。
…ちなみに店の場所は柴又帝釈天の裏手。
店の200mほど先に江戸川堤防があり、
そこが所謂「矢切の渡し」のあった場所で
川の対岸は松戸です。
私、ちょうど帝釈天は行った事なかったので
ついでにブラブラ観光。
柴又名物の「草だんご」を食べ、
テレワークのおやつ用に「手焼き煎餅」を購入し帰還です♪