
北千住の宿場町通りを抜けて旧水戸街道へ。その旧水戸街道の通りに面する『まぐろ大谷』さんへ。足立市場の鮪仲卸直営の海鮮居酒屋です。
【東京新聞 2022年4月5日ネット掲載記事より】
東京都足立区の足立市場でマグロ仲卸を営む「大谷商店」社長の城下(じょうした)智彦さんが、足立区千住の住宅街で開業した海鮮居酒屋は、希少部位「脳天」を使った限定5食の丼など、早朝の競りで自ら仕入れたマグロを丸ごと提供するお店です。
城下さんが仲卸として働いて40年近くとのこと。「マグロは1本1本違う。どれがおいしいのかを見極めるのが「プロの目利き」と語る。
ずっと狙っていた海鮮丼や鮪の中トロ丼。店頭には「海鮮丼ランチ」とのぼりがはためいていました。
店内のカウンターの壁には青い色の大漁旗が二枚。気持ちが上がりますね。店内はまだ真新しく綺麗です。
魅力的なメニューのラインナップ❗
■鮪脳天丼 1,500円
■中とろ丼 2,000円
■海鮮丼 1,500円
■バラちらし丼 1,000円
■ネギトロ丼 1,000円
■鉄火丼 1,000円
これは困った。どれも魅力的です。「鮪脳天丼」なんてなかなか食べれませんよね。築地や豊洲に行けば絶対絶対1,500円でなんか食べれませんよね。
「中とろ丼」もいいな。私は絶対大トロより中トロ派です。脂ののりが丁度いい。「バラちらし丼」なんて1,000円で食べられます。懐に優しい!
迷いに迷って、やっぱり初志貫徹で『海鮮丼 1,500円』をお願いしました。これから様々なお刺身がいただけます。
海鮮丼が来ました。見た目は普通の海鮮丼といった感じ。まずは小皿に醤油を入れてわさびを溶かします。卵焼きが美味しそう(笑)
やっぱり最初は鮪からですよね。これはもしかしたら中とろかも。トロは二つ折りになっていました。広げるともちろん倍の大きさに。これはめっちゃ大きい。醤油をつけて食べるととろける旨さ。脂のりは最高です。千住市場鮪仲卸の実力を思い知りました。この中トロが二枚入っているなんてちょっとヤバいですね。
あまり好みではないホタテを食べると、これがまた口の中でとろける旨さ、臭みなんてないし美味しい。このホタテなら大好きかも。
白身魚は何かな、鯛かな?ひらめかな?淡白な旨味。サーモンも脂が乗って旨い。みんな二つ折りでダブルサイズ。厚みは極端に厚切りではなく丁度いい厚みで食べやすい。
あとは海老とタコ。これも勿論美味しくいただきました。
千住と言えどかなり奥まったところにある「まぐろ大谷」さん。こんなに上質でリーズナブルなのに認知度が低いようです。完全に隠れ家状態ですね。勿体ない!
今度ケーブルテレビの取材が入ると常連さんと話している声が聞こえてきました。「ちょっとはバズって欲しいよね」と大将の声。北千住駅から10分ぐらい離れていますが、足を運ぶ価値アリですよ、皆さん!