
昭和57年この地に創業。
その前には祐天寺で8年ほど営業していたそうで、合わせると50年にもなる。
現在の建物は昭和の古き良き時代の面影を残した趣のある外観。
中に入ると昭和にタイムスリップしたかのようなどこか懐かしい感覚になる。
店内の壁にはメニューが所狭しと貼られそれらは茶色く変色している。
店名に鳥の名前はつくものの扱う肉は牛と豚。
毎日芝浦より仕入れた新鮮な肉を丁寧にした処理している。
平日の開店時間は16時30分。
(土曜日は16時,日曜・祝日は休み)
開店から20分程遅れての訪問。
1番奥のカウンター席が空いており滑り込む。
まずは飲み物を注文し、食べ物はメモ用紙に書いて注文する。
〇 ホッピーセット
氷入りのジョッキ半分以上に注がれた嬉しい量の焼酎。
外1に中3で十分に楽しめる。
▪️ハラミステーキ530円
・バター、塩コショウ、赤ワイン
程よい火入れでとても柔らかくバターのコクが肉の旨味を引き立てる。
シンプルな味付けながらクセになる一品。
▪️煮込豆腐 1,050円
脂が溶けてしまいそうな牛の白モツ(小腸)。
味の染みた白モツはまるでチーズのようにコクの強い味わい。
こんなに力強い味のあるモツは初めてかも。
ニンニク、タマネギの風味とモツの脂が溶けだし煮込まれたスープも絶品。
具材はニンニク、コンニャク、タマネギ、白モツ。味付けはうま味調味料を少々と味噌のみなのに、こんなにも深い味わいになる事に驚く。
〈串焼き〉1本100円
▪️テッポウ
▪️カシラ
▪️シロ
▪️しいたけ
絶妙な火入れで仕上げた串焼きも1本100円と驚くサービス価格。
それぞれ食感の違いと味わいを楽しみながらホッピーを煽る。
とても優しいご主人と女将さん。
家庭的な温かみのある雰囲気に、美味しい煮込みと焼きとんに癒され程よい感じで酔いも回る。
長居はせず食べて飲んだらお会計しサッと店を出る。
お代も信じられないくらいの昭和な価格。
絶品煮込みを食べにまた癒されに来たい。