
鴨の旨みが染み渡る。丁寧な一皿が連なる、おとなの贅沢な時間。
立会川の静かな住宅街に佇む「吉田家」は、そばだけでは語れない、和食の粋を詰め込んだ会席が楽しめる名店。
今回の主役は、鴨鍋。
先付の一皿から、メインの鴨鍋、締めの蕎麦に至るまで、それぞれに素材の魅力を最大限引き出す丁寧な仕事が感じられます。
そして驚かされるのは、どの料理にも手抜きがないこと。
例えば先付け。
淡い出汁の香りとともに登場したのは、細やかに手を加えた蕎麦前の逸品。
艶やかに盛られた蕎麦の上に、細かく削ったカラスミがこれでもかと重なり、蕎麦の食感や香りとともに、塩気・旨味が絶妙に調和しています。
美しいだけでなく、しっかり「おいしい」のがうれしい。
添えられた花穂紫蘇や薬味も香り高く、細部まで丁寧に作り込まれているのが伝わってきます。
鴨鍋が絶品。
脂ののった鴨肉はまったく重くなく、程よい食感と旨みがじんわりと口に広がる。
出汁のやさしい甘みといい香りが身体に染み渡ります。
締めには、手打ちの蕎麦。
ほどよいコシと清らかな香り、つゆとの相性も抜群で、まさに蕎麦会席店らしい最後にふさわしい一皿。
全体を通して、派手さはないけれど、誠実で芯のある料理がそろっています。
立会川という立地を考えると完全な目的来店なので、欲を言えば、これを食べてほしい、またあれが食べたいなという季節で変わるお店らしさの一品があるとさらに高みを望めそう。
とは言え丁寧な手仕事、温かい接客、落ち着いた空間。
おとなの贅沢な時間を過ごせる名店の1つです。
そば会席 立会川 吉田家
東京都品川区東大井2-15-13
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