
江戸川区松島に、ちょっとディープな創作系インド風カレーのお店があると伺って、初訪問。
米寿とは思えぬほどお元気なおかみさんがやってました。
江戸川区内で、「メティ」を栽培して、小松菜に次ぐご当地野菜にしようという取組をされていらっしゃる「えとがわメティ普及会」代表の方がヘルプに入ってらっしゃいました。
メティは、種(実)であるフェヌグリークは見たことがありましたが、生の菜っ葉を拝見させていただくのは、初めて。
このお店は、もう20年ほど前からされていて、最近は、ご近所の中国の方が作る餃子なども出されているとのこと。
せっかくなので、メティ水餃子と、メティおやきと、小松菜とメティのカレーをいただくことにしました。ベジ系のカレーを自分で注文することなんて、多分初めてではなかろうか。
餃子のメティは、ほのかな苦味のあるメティが香る独特の味。皮は、手作り。ラー油も手作りだそうです。
おやきは、メティを加えてカレー味に仕立てた餡で、こちらはメティの苦味をカレーとのコラボで美味しく仕上げられていて、なかなか美味い。
で、カレーは、辛さはほとんどなく、柔らかく優しいお味。メティと小松菜、細かく微塵切りにされていて、具としては、厚揚げが加えられていて、良いバランスの味に仕上がっていました。味は全然違いますが、まるで七草粥をいただくときのように、一匙一匙から、滋養が感じられるホッとする印象のお料理。
カレー自体の修行をされたわけではなく、50年前からこの場所でされている料理教室と、栄養士としての感覚で創り出された独創的な料理だった模様。
次回、機会があれば、ポークカレーやチキンカレー、キーマカレーなど、ぜひいただいてみたいなぁ。タンドリーチキンもメニューにはあったけど、残念ながらこの日は売切でした。
食後に、「えとがわメティ普及会」が紹介されたおはようニッポン(NHK)の動画まで、観せていただきました。
江戸川産のメティ、もっと知られるようになると良いですね。ちなみに、まだ生産量自体が多くはないので、入手しようとするなら、都営新宿線の船堀駅近くのダイエーで売っているとのこと。
江戸川区には、葛西や西葛西を中心に7,000人ほどのインド人が暮らしているので、彼らにとっては、日本では手に入らなかったメティがとてもありがたいはず。日常的に食べる菜っ葉らしいからね。
皆さんも、よろしければ、国産メティのカレーをぜひお試しにいらしてください。
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