
ちょうどランチタイムなのにあまりお店がない街道を走っていたとき、看板を見かけたので入ってみることにしました。店構えからすると、この辺りではかなりな大箱で大きな宴会もできるお店のようです。
店内は60%程度埋まっていましたが、1名なのでカウンターに通されました。清潔感のあるカウンターは広々としていて鮨屋のような一枚板のカウンター、インテリアは凝っています。メニューを見ると都内価格でもやや高めに感じるものが並んでいます。オープンキッチンには鮨職人も入っているので和食全般をこの店で対応できそうです。休日なのでランチメニューはないのか、もともとランチを設けていないのかは不明ですが、生姜焼き御膳 2180円 をいただくことにしました。それほど待たずに鉄板で運ばれてきた生姜焼き、店内のインテリアから想像していたのはやや厚切りのスライスされたロース肉を使った生姜焼きだったのですが、こちらのは量はすごいのですが野菜と共に肉片を炒める生姜焼きでちょっと肩透かしを食った感じです。しかも付け合わせがトウモロコシ炒めという食べにくさ抜群なもの、せめて蒸し野菜にしてほしかったなぁ。茶碗蒸し、サラダ、ひじきの煮物の小鉢、香の物、味噌汁、ご飯とご膳の上は盛りだくさんですが、2000円超えの価格であることを考えると内容としてかなり残念な印象は否めません。
ふらっと気軽に利用する店としては価格帯も強気だと思います。駐車場には送迎バスもあったので、おそらく法事や宴会などで利用されることが多いのでは、と感じました。他の料理の構成も仕出し弁当的な組合せのものが多いように思います。選択肢が少ない地域なので送迎もありサービスも丁寧、清潔感のある広々とした店内と、いろいろ貴重なお店だとは思いますが、量を少なくしてでも素材をワンランクあげればより一層の存在感がでるのはないでしょうか?