もしあなたが本物の料理を堪能したいならこのお店をお勧めします。 中くらいプライスのディナーコースを頂きました。 店名が示すようにイタリアンのコースでしたが、アンティパストの前にフレンチで言うところのアミューズのような位置づけで、牡蠣(?)と鴨肉が一口づつ供されました。2つともさっと出てきましたが手が込んだもので、この後の料理に対する期待を高めてくれました。鴨肉にはブドウとナッツを煮込んだソースがかかっていました。イタリアのある地方に伝わるものだそうですが私は人生で初めて頂きました。ブドウとナッツは相性の力に改めて気づかされました。 アンティパストは5品でしたが、印象に残ったのはハガツオのバルサミコ酢ソースです。身がふわふわでした。また、白身魚のムースに添えられた赤ピーマンのソースにもシェフのセンスを感じました。 しかし何といって感動したのはパスタです。一口で手作りと分かる生パスタが秀逸でした。一皿目のパスタは太めのもっちりした麺で、田舎そばのような素朴さを感じました。これがエビとズワイガニの濃厚なソースに敗けない存在感があります。イタリアの地方の素朴で力強い料理とはこうなのだと判らせて頂ける一皿でした。二皿目のパスタは平うちで、もう少し都会的な繊細さを感じさせる麺で、これまたボルチーニ茸の濃厚さを十分に堪能させて頂けるパスタでした。パスタがイタリアンで重要な位置を占めていることはどなたも異論が無いと思いますので、この麺を食べるためだけでも訪問する価値があると感じました。 メインディッシュの子羊のソテーの火の通し具合もちょうど良く、やわらかで、しかし肉の香ばしさを感じることができました。バルサミコ酢とワインの甘いソースと相まって大変おいしく、少しお行儀が悪かったですが、骨を手で持って骨の近くまで食べてしまいました。 有名なお店ではありませんが、もっと評価されて良い、文化的な価値のある料理を出すお店だと思います。
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禁煙
クレカ・PayPay決済可
ランチ営業あり
