更新日:2020年06月03日
本日は年に一度の健康診断である。 日本の医療制度とはまことにうまく、事細かに出来ていてまことに具合がよろしい。こんなもの意味がない、と主張するものもいるが、やはりないよりはあった方がよい。今回のコロナの件にも大きな影響を与えている、そんな説もあるがいかがなものか。このままで済めば万々歳、すべて丸く納まると、閣僚ども厚生労働省の官僚どもがさぞかし盛大にお祈りしている事であろう。 だめだだめだだめだ。 つい悪口になってしまう。国民皆保険など共産主義的といって導入を阻むアメリカの惨状をみよ。コロナ以前に崩壊していたではないか。やはり先人たちが血と汗と涙によって築き上げられたもの制度なのだ。たとえ上のものがどれほど腐り切ろうとよいものはよい、と言い伝えなければないない。 昨夜は21:00までに食事を済ませ準備万端。受付開始である8:30に担当する病院へたどり着くと、すでに何人か待機するものがいる。世の中まったくヒマな者だらけで困る。だからこそ日本は平和なのだが、と偉そうに考えていたのだが、それ以前に自分がヒマなオヤジど真ん中と気づいてやや愕然としてしまう。いやはや。 しばらく待ってから検査衣に着替えていざ開始。身長・体重・聴力検査・心電図とほぼ順番通りに進んでいく。身長は縮むし体重は増えるしなかなか気分のよいものではない。ここでひと休みして血液検査となる。人同士の接触を出来るだけ避けようと、検査ブースにひとりという状態を保つために時間がかかる。やはり血液検査が一番いやだ。何歳になっても注射を好む者はいない。それに昨年のトラウマもある。担当看護師があまり技量のよい者でなく、4回も失敗しやがったのだ。 私は温厚で通っている。複数回、針を刺されようと文句など言わないが、だからといって4回も失敗されればよい顔など出来るわけもない。そのまま憮然としていたら、周囲のスタッフが気を使うこと使うこと。大丈夫ですか?もう終わりますから、申し訳ございません。いや、どうでもいいから早く終わらせてくれや、という態度を取っていたら、ますます緊張感が漂って。あの変な空気は面白かった。 そんな事を思い出している間に血液検査も終了。今回はまあまあ上手な方だった。そして肺と胃のレントゲンへ。 いつもは胃カメラを選択するのだが、今年はコロナ感染予防で中止とのことだ。ぶっちゃけたところ、バリウムの方が辛いのだ。どれほど「昔に比べれば飲みやすくなった」と言われても、あの重い重い、カルピスの何十億倍も濃度の高い液体は苦手だ。それに動くベッドの上でなおもあちらを向けこちらに反り返れと指示されるのも嫌だが、大人だから仕方がない。早く終われ終わらせてくれと素直に従うのだ。 その後問診を受けて終了。ほぼほぼ午前中いっぱいかかってしまう。ようやくお楽しみタイムとなった。こちらは検診後にお弁当を用意してくれているのだ。これがまたしっかりしたもので美味いのだ。 「みーるマーマのお弁当」 昨年10月の台風で大きな被害を受けたが、しっかりと事業継続されている。レストランの方もそろそろ再オープンされるのではないか、とても楽しみだ。お弁当はいつもは病院のロビーでいただくのだが、今回は密集を避けるため持ち帰りバージョンとなっていた。内容は ・みーるマーマ特製 鶏のから揚げ ・みーるマーマの手づくり玉子焼き ・鯖の照り焼き ・小鉢 ・香の物 ・金芽米おにぎり いつもと比較して小さくはあるが、内容は豪勢だ。から揚げはパリッとしている。玉子焼きはふんわり甘くてよい。鯖の照り焼きはしっかり味で今回の惣菜でもっとも美味かった。おにぎりは海苔と混ぜごはんのものがふたつ。けっこうなボリュームだ。 病院という商売も大変だ。 健康を売るのだから感染症などあり得ない、とばかり対策がしっかりなされており、われわれとスタッフさんはほぼ一対一で対応されていた。なかなか捌けないし人件費は嵩むし。でも、対応は素晴らしく感動的でもあった。簡単に悪口など言ってはいけない。
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