
No.1553【腕がいい、味が良い、人が良い、紛ごうことなきとんかつの名店】
「とんかつ 桂」で「上ロースかつ定食」と「単品エビフライ1本」を頂く!
≪着皿前情報≫
◆現着時刻:11時5分
◆並び:8番目に接続
◆並び方:店の入り口から店舗向かって左手に向けて、コの字を描くように順番に丸椅子に座っていく。女将さんに促されたタイミングで入店。10時半開店で、この日は12時14分で売り切れ。
◆オーダー方法:注文制 後払い
◆オーダー:「上ロースかつ定食」1700円 「単品エビフライ1本」900円
◆着丼時間:12時5分(60分待ち)
東京のとんかつの名店は都心に多く見られるのですが、東京西部で長年とんかつの名店と謳われているのがここ、「とんかつ 桂」さん。とんかつ百名店にも何度も名を連ねているお店です。ラーメンと異なりとんかつは全国で本当に100店しか百名店に選ばれませんから(ラーメンは700店!)はるかにシビア!残念ながら2025,2026は選出されていませんが、そんなのは些細な事で、押しも押されもしない名店であることは確かです。
もちろんその存在については存じていましたが、ようやく訪問が叶いました。ネット上の情報を見ると「11時開店ではあるが、10時半には早開けする」との情報が散見されたのですが店内には「営業時間十時半より」と貼ってあったので、営業時間は変わったのかもしれません。(Rettyに変更依頼済み)
11時少し過ぎたタイミングで現着すると並びは7人。想定よりかなり短め♪8番目に接続です。
とんかつなのでそれなりの待ちは覚悟していたのですが、思いのほか回転がいいのか、タイミングが良かったのか、およそ50分で入店となりました。カウンターと座敷の店内で、1人客にもかかわらずラッキーなことに座敷にご案内~♪どかっと、畳に胡坐をかきながらメニューを眺めます。基本メニューはロースorヒレ。それぞれ「定食」「上定食」「かつ丼」が用意されています。
年甲斐もなくとんかつと言えばロースの私。問題は「上」か、「普通」か…そんな最中店主が座敷にひょっこり顔をだして来たので上と通常の差を聞いたところ、部位も量も違うとの事。上はショルダーの部分で簡単に言うとサーロイン。定食はそれよりも下(下半身側)の部位なんだとか。その説明を聞いて心は固まり、「上ロースかつ定食」とさらに単品でエビフライをお願いいたしました。恐らくこのお店の最大火力メニューでしょう。名店ですからね、端から端まで堪能させてください。
注文してからは提供までは早く、凡そ10分、現着から数えると60分で着皿です。
≪着皿後情報≫
いいですねぇ…拝みたくなるほどの神々しさ…といったら大袈裟でしょうか。でも正直そんな気持ちでした。大振りな上ロースカツは短冊状に切られた上、真一文字に切られて程よい一口サイズに。まずは何も付けずに頂くと、カリッと心地よく歯が衣を貫通した瞬間、信じられない程に柔らかい肉に驚かされます。このコントラストだけでもかなりの衝撃なのですが、噛むほどに広がる肉の旨味に二度目の驚きを強要されます。ロースかつといえば、脂身の甘みを楽しむ物と理解しており、サーロイン、上ロースという言葉から当然そのような想像をしていたのですが、いい意味で裏切られます。衣が軽い上に何より肉自体の脂はかなり抑えられていて、ロース肉本来の肉々しい旨味が主体のロースかつ。たまりません。
断面はしっとりと瑞々しく、心地いい歯触りの後に噛むほどに上品な肉本来の旨味と香りが広がる…飲み込むのがもったいなくなる程の余韻を楽しんだ後に、自ずと箸は次の一切れに…ああ、なるほど、ここは名店なんだと思い知らされるのでした。
何も付けずともこれだけ感動的なのですが、塩をふると肉の甘みが一層際立って美味しかったですね。一応ソースと和からしをつけても頂きましたが、結局ほぼ全部塩で頂きました。
大振りなエビフライはまさにご褒美の象徴のような存在で、たっぷりタルタルソースを付けて頂くと濃い海老の香りと程よく上品なタルタルソースが口いっぱいに広がってもう、幸せ!
サイドも抜かりなく、なめこ汁がたっぷりなのも嬉しいですし、おしんこ類が薄味で瑞々しいのも、とんかつへ向かう箸を後押ししてくれるよう。かなりのボリュームはあったのですが、走り抜けるように完食させて頂きました。
料理も絶品だったのですが、それに加えてこのお店、店主さんや女将さんの人柄が良いなんてもんじゃない。女将さんの太陽のような明るい接客と、男前の店主の丁寧にメニューの説明と笑顔がとても印象的でした。
なるほど確かにこりゃ名店だ。そりゃ並びますよ。そりゃ好きになりますよ、店も、人も、当然味も。本当に感動的でした。必ずまた来ます!ご馳走様でした!