更新日:2023年08月01日
数々の中東料理を食べてきた人たちも納得の味のアラブ・トルコ地中海料理屋
【珍しいチュニジア料理の世界♪】 ※コメント返しは原則お休みしてますので、記入ご遠慮ください(参考通知とオフ会の御礼は記入OKです) 本日は中野の『カルタゴ』 …はい。店名でピンときた方、博識。 紀元前に地中海世界で隆盛を極めた 現在のチュニジアを中心とした フェニキア人の交易国家“カルタゴ”ですね。 カルタゴは高い造船技術と、 卓越した商業スキルで発展し、 古代ローマと地中海の覇権を争った。 カルタゴのハンニバル、 ローマの大スキピオ 軍事の二大天才が駆け引きして争った ポエニ戦争なんて有名ですよね。 …さて『カルタゴ』店主の畑中シェフは 世界放浪の旅の最中フランスでチュニジア料理を学ぶ。 チュニジアって昔、 フランスの植民地だった関係で 本場のチュニジア料理と出会えたのでしょうかね。 その後、パリの一流ホテルや 吉祥寺のトルコ料理「ドネル」を経て 1990年に『カルタゴ』開店。 北アフリカらしい 藍色の幾何学文様のタイルに彩られた 異国情緒たっぷりの店内。 チュニジアをはじめ、 地中海沿岸の諸国料理を楽しめる インシャッラーセット(シェフおまかせ)3300円を注文♪ *前菜盛り合わせ *ピタパン *クラシル&ブリワット *ラムと鶏のクスクス ■前菜盛り合わせ ■ピタパン ・フムス ・ムタバル ・サラダメシュイヤ ・ハリッサ ・ヤプラックサルマ 「フムス」地中海東岸で 幅広く食される、ひよこ豆ペースト。 チュニジア風の味付けにしてるそうです。 素朴な味だがマッタリと美味。 「ムタバル」こちらも 中東世界でメジャーな茄子のペースト料理。 トロトロの果肉にオリーブオイルが効いている。 「サラダメシュイヤ」 ピーマンやトマトを使ったチュニジア料理。 滋味深い野菜の味が活かされた味わい。 「ハリッサ」タイムリーですが、 昨年、ユネスコの無形文化遺産に選ばれた チュニジアの辛味調味料。 鮮烈な唐辛子の辛味成分に コリアンダーやクミンのスパイス感の相乗効果。 「ヤプラックサルマ」トルコ料理。 米をブドウの葉でくるみ、 ヨーグルトソースがかかっている。 「ちまき」みたいに米が蒸されてて美味い。 中東の米料理も美味いですね。 ヨーグルトも爽やかな味わいでした。 「ピタパン」ご存じ地中海で 普遍的に食べられるパンです。 …歌舞伎町のヤンチャなあんちゃん達が よく穿いてる細いスキニー、 “ピタピタなパンツ”ではありませんよ(笑) 例によって切れ込みが入っており、 前菜をサンドイッチしていただく。 ■クラシル&ブリワット 「クラシル」トルコのチーズ春巻き。 チーズは比較的あっさり油脂感少ない味わいで 胃にも優しい春巻きです。 「ブリワット」モロッコの春巻き料理。 餡に羊肉が使われてますが、 玉ねぎの甘味が引き立ってます。 これ美味しいな~ 日本人の味覚にもよく合いそうです。 ■ラムと鶏のクスクス メインはクスクスと バスマティライスから選ぶシステム。 せっかくなので地中海沿岸で 普遍的に食べられるクスクスにしました。 上に串にささった シシカバブが乗ってて迫力満点(笑) さっそくクスクスひとくち、、、 “世界最小のパスタ”の異名のある クスクスだけあってパラパラ食感。 つけ合わせのトマトスープをかけて 食べるのが本場式らしいのですが、 ジョウロで水を垂らした砂場のように めっちゃスープ吸っていく(笑) シシカバブはシンプルな味つけ ゆえに羊肉のクセ感が前面に出る感じ。 …まぁ私は好きなのだが。 クミンをガシガシに効かせた ウイグルや中国東北部のラム串とは 少し異なる趣きです。 ひよこ豆もホクホクしてて美味でした♪ ■本日のお酒 ・ステラ ・グラスワイン チュニジアの黒ビール 『ステラ』初体験♪ カラッとしたドライな口当たりに カラメルに似た甘みと ホップの苦味の主張強め。 グラスワインはユニークなセルフ式で 一杯380円〜と手頃でした。 〜あとがき〜 以上、『カルタゴ』でした。 油脂感少なくさっぱりした味わいに、 スパイスやヨーグルト、ラム肉 ひよこ豆や野菜を多用し 個人的に好きな料理だらけでした。 意外にも美味しくも映える 北アフリカ料理は盲点でした、、、 今後も掘り下げていきたい
中野サンプラザ付近 モロッコ料理のグルメ・レストラン情報をチェック!