
知っていますか?
ジンボチョウ界隈にジンボチョウという名のお店があることを。
『カフェ&ダイニング jimbocho』
元々、というか実は今もハワイのローカルフードを提供するカフェダイニング。
なのですが、この店の知名度が一気に上がったのは2023年。
東京を代表するカレーフェスである「神田カレーグランプリ」で並いる強者を押さえ、総合優勝を果たしたのです。
あまりにいきなりだったので、驚きを隠せない人々も多かったのですが、
それがマグレでもなんでもなく実力であったことを、みな後追いで確認することになります。
実はこちらの店長茂山さんは、イタリアンやフレンチで修行した実力派。
そのカレーはさまざまな技法を駆使し作り出した「薬膳カレー」なのであり、その創作性の高さは、作り手の引き出しの多さと自在な発想力によるものだったのです。
単に「ハワイアンカフェのカレーが優勝した」というのとはバックグラウンドが違うわけですね。
この日はディナータイムの訪問。
まず、その日のアミューズが出てきます。
【食前アミューズ】
自家製ホットスパイシージンジャー
いきなり体が芯から温まります。
生姜がスパイスであり、生薬であルことをひしひしと感じます。
オーダーしたのはこちら。
★和の薬膳キーマカレー(ディナー仕様)¥1430
ドライキーマカレーにチーズ&白みそ&燻製クリームという、驚きとワクワクしかない組み合わせ。
さらにクリームに合わせた海苔の佃煮、ピリリとビリリが心地よい山椒サンバル。
インドのパパドのように見えるのはなんと、春巻きの皮にゆかりをかけた「ゆかりチップス」!
ざっとフレンチ、イタリアン、和食、インド、中華、インドネシアがハイブリッド。
しかし難解さや複雑さを全く見せず、綺麗な一皿にまとめているあたりがセンスといえましょう。
キーマにはもちろん、チーズも味噌も燻製も合うのだけど、それらが喧嘩せず調和して、リッチでクリーミィな味わいにまとまっていることに感服。
そして海苔や山椒がいわゆるアチャール的に味変をサポート。
さらにこの「ゆかりチップス」、めちゃくちゃ良い!
ネパール人がパパドとティムルコチョップ(ネパール山椒ふりかけ)を組み合わせるかのような楽しさを、和と中華の食材でさっと合わせた創造性。
めくるめく楽しさと発見と美味しさに溢れた、素敵な一皿でした。
カレーの後はさらに、薬膳茶で整うとしましょう。
★爽気茶 ¥880
「ストレスが多くて気持ちを整えたい方に」
煎茶ベースにカモミールジャーマン、スペアミント、ネトルリーフ、マロウブルー、赤いバラを加えたハーブティー。
カレーで気持ちが救われた上に、最後で太鼓判を押してもらったような頼もしさ。
これで明日も頑張れます。
いやあ、こんな素晴らしいお店がまだまだ全国的に知られていないのは勿体無い!