元ギャル経営者の“愛”から生まれた!? 筋トレ食宅配サービス「マッスルデリ」について聞いてきた

2017/08/04 皆本 るい

ライター紹介

皆本類

昭和生まれの90年代育ち、出版社勤務を経てフリーのライターに。広告案件や企業のオウンドメディアを中心に女性向けコンテンツ作成を担当するほか、紙媒体含めニュートラルに節操なく仕事しているキャリアウーマンです。 ・Twitterはこちら


コンビニの「サラダチキン」にはじまり、すた丼の米抜き、すき家の牛丼ライト、麺なしラーメンなどなど。今いわゆる「糖質制限ブーム」を受けて、それに応じたメニューを提供する飲食店が増えています。

私もできる限り低糖質メニューをとるように心がけていますが、まだまだ選択肢が少なく、正直味気なく思っていたところに朗報が! 低糖質はもちろん、筋肉の生成や身体づくりに必要な栄養素が計算された食事を宅配する欧米では一般的なサービスの日本版がついにローンチされたとのこと。

しかも、創業者はカナダで日本のファッションを広めて成功をおさめた元ギャルなのだとか。色々と興味が湧いたので、若き女性CEOに同サービス立ち上げまでの経緯を聞いてきました!



お話を聞いた人

石川雪飛(イシカワセツフェイ)

株式会社Muscle Deli代表取締役CEO。カナダ在住時にマッスルミールのデリバリーサービスを利用したことで理想の身体に近づくことができた経験から、日本にはまだないマッスルミールサービスを展開することで、身体づくりを志す人のサポートをしたいと思い日本に帰国。取締役COO西川真梨子氏(にしかわまりこ)と共に、「Muscle Deli(以下、マッスルデリ)」を立ち上げる。


日本語・中国語・英語を操るトリリンガルの石川さん。「どれも中途半端です(笑)」と謙遜しながらも、巧みな日本語で事業について教えてくださいました!

「ギャルファッション」を批判されてもめげなかった学生起業家時代

――「マッスルデリ」、5月の立ち上げから商品の完売が続くなど快進撃ですね。以前も、カナダで大学在学中から事業をされていたそうで、とってもパワフルな印象を受けます。一体どんなお子さんだったのでしょうか?

石川雪飛さん:私は生まれは沖縄で、小学校5年生まで父の仕事の関係で中国で育ちました。それから高校までは沖縄で、高校卒業から10年カナダですが、とにかく昔から思ったことがあったら、後先考えずにすぐに行動する子供でしたね。カナダに留学しようと思ったのも突然で、両親に「もしも私が留学するとなったらいくらまで出せる?」と聞いて(笑)。

それで出せるお金を言ってくれたら、自分でそれに見合う学費の学校を調べて「ここに行くことに決めました」って伝えて。両親はすごく驚いていました。

▲一緒にマッスルデリを立ち上げた西川真梨子さん(写真・右)も、石川さんの明るいパワフルさに惚れ込んだそう

――とっても主体的ですね。ちなみに、かなりの “ギャル”だったそうですが??

自分ではギャルだと思っていません!(笑)でも、大学時代にカナダでコスメや洋服を日本から輸入して販売していたときに、それをアピールするために、毎日すごくお洒落やメイクを頑張っていました。

私が初めてカナダに行った2006年頃は、学内のファッションは女性もジーンズやTシャツにスニーカーなどのカジュアルな服装が主流でした。

だけど、私のスカートやワンピースを「かわいい!」と言われることが多かったんですね。「かわいい」ということは「欲しい」ということなのかなって思って。それで、欲しいということは買いたい、買いたいってことは販売する場所が必要。それがまだないのであれば私がその場所になりたいと思ったんです。

▲日本の大学でもかなり目立つファッションかも…!?

――事業のために自らが広告塔になったんですね。

当時、まだ18歳だったので学費の200万円を使って商品を仕入れ、私も実際に身につけて登校しました。初めは私の派手なファッションを見て「パーティーに来ているわけではないんだから」って批判する人もいました。

でも、これまでの常識とは違うのであれば、私は新しい常識をつくろうと考えたんです。そうするうちに、少しずつ「私も美を追求したい」という人が出てきて、ハイヒールでの通学も普通になっていきました。おかげさまで仕入れた分は完売できたので、大学に通い続けることができました。


▲大学の卒業式も金髪・巻き髪で

デートの時間をつくるために生まれた「マッスルデリ」

――「ニーズを見つけてすぐ行動」、起業家マインドを感じるエピソードです。その後、同じカナダで現在のマッスルデリの構想を思いつかれるんですよね?

きっかけは大学時代に出会った今の彼氏です。彼はバンクーバーでプロゴルファーを目指していて、ゴルフのトレーニングコーチをはじめ、メンタル、食事と色んな細かい指導者が付いていたんです。

特に食事には気を遣っていて、栄養を考慮しながら分量を決めて1日に4〜5食手作りしていました。そうしていくと彼はそれにかかりっきりになって私と一緒にいられる時間が少なくて、デートができない(苦笑)。

それに、ごはんをつくる時間をゴルフのトレーニングの時間にあてたらどんなにいいだろうと思ったんです。

▲彼と石川さん。とってもお似合いです!

――パートナーとしてはもどかしいですね。

そうなんです。それでリサーチしてみたら、欧米では栄養士が監修した、高タンパク・低糖質な食事を提供するサービスがあることを知りました。

それで日本も同じようなものがきっとあるだろうと探してみたら一社もなくって。でも、日本のフィットネスへの参加率は毎年上がっていたので、トレーニングだけでなくて食事に困っている人も多いんじゃないかと思い、今回日本に帰ってマッスルデリの事業を立ち上げることにしました。

▲彼との出会いを経て、自分も体づくりに意識的になったという石川さん。ただ、痩せるというよりもメリハリのある体型を目指しているそう

「体づくり」は食事が8割!?

▲トレーニングと食事の関係性についてたくさんの知見を話してくださいました

――2016年のフィットネスクラブ全体の売上高が2000年以来過去最高だといいます。日本ではまだ「体づくり」というとトレーニングの話が中心な気がしますが、食事も重要なんでしょうか?

たとえば、腹筋についてはトレーニングは3割しかなく、食べることが一番大事だと言われています。体づくりというのは全身から変わっていくものなので、結局体の一部だけトレーニングしてもあんまり効果がないんです。

ジムの経営者の中には「食事が8割」と言われる方もいるほど。トレーナーの方が食事指導をしてくれることもありますが、それを実践できるかどうかは自己管理になってしまいます。

――私も体づくりをしたいと思っていますが、何をどれだけ摂ったらいいかよく分からないし、忙しくて時間がなかったりして、とりあえず「サラダチキン」などを食べていました。もしくは、自炊でブロッコリーやささみを、やけに禁欲的な味付けで調理するぐらい……。

コンビニのサラダチキンは優秀ですが、添加物が入っているので毎日食べていると心配ですし、何より飽きてますよね。トレーニングも食事も1日だけでは変わりません、時間をかけて取り組んでいくことで変化していくものだと思います。

ですから、マッスルデリでは栄養士が筋肉づくりに必要なタンパク質、ビタミンB群を多く含み、糖質が少ないメニュー構成を考えた食事を提供するのはもちろん、できる限り添加物はいれないことや、見た目や盛り付け、そしてバリエーションにこだわっています。今生産しているメニューは15種類ですが、新たに5種類を準備中です。

▲女性2人で創業したマッスルデリ。その立ち上げの経緯にも、女性らしいこまやかな気配りのあるエピソードが満載でした!

「好きな人」を応援したい人にも利用してもらいたい

――「鶏の塩麴焼きセット」、「サーモン三色丼セット」、「ハンバーグセット」など、色とりどりで食事が楽しそうです。

ありがとうございます。最初は好きな人を応援したいという気持ちから始めた事業なので、好きな人に食べさせたいもの……と考えたら自然とそういうメニューになりました。

彼のようにトレーニングに励んでいる人にも、その人を応援したいと思っている人にもマッスルデリを利用していただけたらとも考えています。

――愛が込もっています!最後に、マッスルデリが考える食事を通した体づくりについてメッセージをいただけますか?

私自身も日々体づくりに励んでいますが、今日の自分の体というものは3ヶ月前の食事で成り立っていると感じています。それぐらい食事は非常に大事なものですが、ストイックになり過ぎても疲れてしまいますよね。例えば、お塩というのも少な過ぎるのも血糖値に関係するので、ちゃんと測って使えば大丈夫なんです。

マッスルデリでは栄養素の計算を綿密に行いながら、できる限りお客様に美味しくいただいてもらえるようなメニュー作りに努力しているので、「この味わいでここまで健康的な食事ができる」という提案を皆さんにしていきたいです。


***

一見ギャル風だけれども、その真ん中に起業家マインドと好きな人を応援したいという優しい気持ちがたくさん詰まっている石川さん。

そのパワフルな愛情から生まれたマッスルデリというサービス、今後の展開がますます楽しみです。私も一度試してみて、味のないササミを食べる生活から卒業するヒントをもらいたいと思います!



・Muscle Deli(マッスルデリ)の公式サイト

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