Ye Olde Cheshire Cheese

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1000投稿 N.Nomura

steak & Pye￡12 ロンドン、メトロだとBlackfriars駅が最寄りになるイングリッシュパブ。大通りから込み入った道に入ったところにあり、見つけづらい場所かもしれません。昼間から地元のおじさんたちがビールを飲んでいる、地元民ご用達のお店のようにに見受けられます。 ステーキはパイの中に包まれて入っています。肉質はそこまでで、スジ肉とまではいきませんが、しっかりした部位ではなさそうでした。しかし、パイと肉の組み合わせは日本では珍しく、味付けはいいので美味しくいただきました。 こちらからアクションを起こさないと構ってもらえないお店なので、注文はしっかり店員さんに声をかけてしましょう。

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1000投稿 akira i

【 蔵出しロンドンパブ数珠つなぎ　-1／7 "Rekishi" 】 新シリーズをローンチ！（言いたいだけ）今回はロンドン。パプ巡りからロンドン文化に肉薄します多分。単にネタ切れとロンドンの投稿が少なそうなので今のうちに、、、はい。このシリーズは誰の参考にもなりませんのでご注意下さいませ。さてさて、、、 ーーー 屋号にある1667年から、、と言えば日本は寛文七年、江戸幕府４代将軍徳川家綱が日本を納めていた頃である。この１６６７年すら“現存しているリビルド”であって、創業に至っては１５３８年、日本はえーと、戦国時代で北条氏綱が足利晴氏を擁立し、足利義昭・里見義堯連合軍を撃破する、、、というとんでもない歴史を積み重ねたパブがロンドンのど真ん中にある。もはや店の歴史だけでお腹いっぱいになれるほどのディティールで溢れている。 ロンドンにうまいものなし、と言われるのは実は、音楽や芸術などの圧倒的ハイカルチャーにある中でそことバランスが取れていないからだろうか。私は個人的にフィッシュ&チップスなんかは大好きで、あれはビネガーを大量にかけて衣がしんなりなる程にすると殊の外うまい。このような酢の使い方を我々は通常しないのでえ？と思うが、常識はずれなほど酢をかけて完成する料理である。そしてビールがうまい。ロンドンのビールは圧倒的にうまいし、ものすごいたくさんの銘柄のタップが存在する。 さすれば、目指すはパブしかない。 「まあよくもこんなに長くお店を続けられているわよね、スクラップアンドビルドがお得意の日本ではちょっと考えられないな。なんだか昔読んだ小説で、創造のために破壊するというのがあったんだけど、それこそいろんな国で問題を起こして来た国が、自国の文化は頑なに守り続けたというのはね、どこかいただけない気持ちになるのよね。」 僕らは洞窟のような通路を下に下に降りて、一番下の大きなホールでビールを飲んでいる。 「そこはいたって難しい問題で、まるで盗掘の殿堂たる大英博物館だって裏を返せばここになければ保存もされず、貴重なものが守りきれたかどうかは疑問だしね。全ては表裏一体とも言えるかな。そういう意味ではロンドンの景色は古いものと新しいものが混在しているけれど、多分それは文化的に一旦成熟から退廃を経て、そのプロセスが日本よりもずっと昔にサイクルしていたんじゃない？」 地下室で醸造された温度でタップに注がれるビールの温度は、味わいを消すほど極冷されていないので、ゆっくりと本来の麦が醸された味を楽しむことができる。それは僕らの頭をちょうどいい具合にクールにしてくれるので、いつもと違う面白い会話ができると僕は思っている。そこが、ロンドンのいいところだ。 「私はちょっとそこは違うと思うのよ、なぜならこの街で一番美味しいものはパディントンのインド料理とかイーストサイドのアフリカンだったりするじゃない？要するに、土着の食事が変化していない、と言うところが面白いの。ちょっと前にね、とても有名な”ロンドンのモダンビストロの超人気店”っていうのに行って見たんだけど、それはそれはもう、あなた方はこう行った食事のレベルで本当によろしくって？と言う程度だったわよ。もう、なんて頑固な人たちなのかしら！」 「確かに。そして、この殺人的な量のミートローフとかもほんと、どうにかならないものかと思うが、どうやらそのおかげで、この美味いエールビールが飲めるってわけだ。イギリス人はなぜか、酒の味だけはちゃんとしていたという奇跡に感謝しないとね。」 まあ、そんな感じで。 ロンドンパブ巡りを始めましょう。 ＃ロンドン ＃パブ巡り ＃蔵出し