Samarat Veg Restaurant

Samarat Veg Restaurant さむらーと べじれすとらん

予算
~2000円
~2000円
ジャンル
インド料理
+91-22-4213-5401

インド料理が好きな人に捧げる1枚目の写真、これがグジャラートスタイルのベジタリアンターリーであり、インド料理の中で私がもっとも好きな料理である。そして、これこそ私にとってのカレーの完成形だ。一体何種類の料理が、一つの皿に乗せられているのであろうか。 インドという国は広い。ミールスという定食が日本では好まれて提供されているが、インドの一部に過ぎない。もしかして旅行でインドに行っても”ベジタリアン”という固定のイメージがあるので試していない人が多いかもしれない。私は断言する、絶対にベジタリアンターリを一度食べてみるべきである、しかも旅行前半で。きっとあなたは思うだろう、肉なんて、いらないじゃん! 何を隠そう無類の肉好きの私なのだが、なぜ肉なんかいらないとインドで思うかというと、肉を出す店にはターリーがないのである。そして、チキンやマトンは実は、日本とさほど変わらない。インドだから美味しいということは未だにない。インドのカレーの真髄はベジ料理のこの多彩さにある。そして、ベジだからさっぱりしているとか、そんなことは全くない。濃厚でまったりとしていてしっかりした味である、濃いのだ。そのためのギーやスパイスである。インド人曰く、ベジタリアンが健康だって?あほぬかせ!俺たちこんな太ってるだろう、そう、そうなのである。健康食=ベジタリアンという概念と、インドのベジは全く関係ない。 インドではまず甘いものから供される。最後にデザートには甘いものを、というのは西洋文化から来たものであろう、最初に甘いものを食べましょう。そうこうしているうちに次々と、ターリー皿やカトゥリに様々なマサラやスープ、ソースや揚げ物、チャパティやパパドなんかが次々と乗せられてゆく。ソースにつけたりカレーにつけたり、混ぜたりしながらその組み合わせはほぼ、無限大。お代わりも自由。なくなればすぐに足してくれる。こうして、一つのお皿の上でコース料理が進んでいくのがターリーである。最後はバスマティライスで締めだ。ライスは頼むまで持って来てくれないので、そろそろライスちょーだい!と言おう。 ターリーに関してはこの店が特別なのではなく、他5件ほど食べてみたがどこもこのスタイルである。品数の違いはあれ、少なくともカトゥリ(カレーを入れる小さいお皿)がローカル向けの安い食堂でも8つは並んでいた。そしてどこもベジである。 たまたま仕事でグジャラート州へ行った時に客から、俺たちはベジタリアンだからそれでいいか?と聞かれ、ランチに食べたローカル一色のレストランのベジターリーに感動したのが始まりだ。もしあの時ランチにあれを食べていなければ、未だにベジターリーを食べていなかったかもしれない。その同じ日の夜、客は豪華なホテルのレストランでチキンやマトンをわざわざ振舞ってくれたが、ランチに比べて全く本当に悪いけど、日本と同じ味だった、逆にこっちが驚いたくらい普通だったわけだ。それからは、ベジターリーばかりを探して食べている。 インドに行ったらベジターリーを探して食べよう。そこにこそ、深遠なるインド料理の真髄、スパイスの魔法が待っているのである。 海外グルメ

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Samarat Veg Restaurantの店舗情報

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予約・問い合わせ +91-22-4213-5401
ジャンル
  • インド料理
予算
ランチ
~2000円
ディナー
~2000円

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住所

+91-22-4213-5401