更新日:2018年08月12日
紫禁城で悠久の時の流れに思いを馳せながら頂く、アートのように美しいモダンキュイジーヌ。 出張先の北京で会食したお店があまりに素敵だったので記録。TRB(Temple Restaurant Beijing)は北京市内のお寺をリノベーションしてレストランを複数店舗展開しているブランド。TRB Forbidden Cityはその名の通り、紫禁城を目の前に臨みながらお食事が出来るという何とも贅沢なロケーション。シェフはニューヨークのDanielという三つ星フレンチで修行された方で、このお店も中国国内のミシュラン的な賞を昨年受賞されたとか。 歴史を感じる趣のある外観とは対照的に、内装は洗練されていて現代的。ディナーコースは鮮やかな緑色のニョッキやワインに合うクリームチーズが効いたマカロンといったフィンガーフードからスタート(お食事の撮影は自粛)。ウニの殻を器にした大胆なビジュアルの冷菜や、鮮やかな薄切りのラディッシュの赤と帆立の白のコントラストが美しい温かいソテーなど、見た目もアーティスティックで楽しいし、お味も申し分なく、食感にも色々な変化があって、ついつい笑みがこぼれちゃう。メインの和牛のステーキ、デザートのミルフィーユまでボリュームも程良くて、集中力を切らすことなく堪能。うれしいことに、可愛らしいおみやげ付き。 ロケーションもお味もサービスも言うことなしだけど、お値段はかなりの強気設定。コースは5品で1,288RMB(≒22,000円)、ワインペアリングは5杯で468MRB(≒8,000円)、それに15%のサービスチャージ…。ただとても素晴らしいお店であることは間違いないので、お祝いとか特別な機会に行くのがいいかも。ランチはもう少しリーズナブルなので、いつかまた再訪してみたいな。
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