
【刀削麺(牛肉湯)】
おいしいだけではなく、アミューズメント性の高いサービスで訪れるゲストを楽しませてくれる粥と麺の店。
場所は、澳門半島にそびえ立つ下品な摩天楼「GRAND LISBOA」の中です。建物のカタチや、大きく書かれた“新”の文字が放つ“異世界”オーラがヤバい。
ただ、この店に関しては内装も落ち着いていますし、黒ベースの食器でシックにまとめられています。
キッチンはガラス張りで客席から丸見え。麺をのばしたり削ったり…っていう料理人のパフォーマンスを眺めることができます。
麺をオーダーするときは、まず麺の種類(一本麺とか刀削麺とか)とスープの味を選択。
コレだけだと“素うどん”みたいなカンジになるので、それがイヤならトッピングも選びましょう。
自分は「刀削麺・牛のスープ」にして、さらに“鶏肉と野菜を和えたヤツ”と“キクラゲみたいなヤツ”をトッピングしました。全部で70HKD。
スープは充分な旨みと、牛骨ダシのようなあっさり感のバランスが絶妙。麺もクセがなくて、日本人の感覚で素直に旨いと思える味です。
「梅菜皇叉焼腸粉」は56HKD。米粉?もち粉?で食材を包んだ、広東料理の店ではよく見かける料理です。コレの中身は豚と野菜。
この豚、ちょっと揚げられているっぽくてサクサクなんですよね。それでいて皮?はモチモチ。ヤミツキになるレベルで食感が楽しいです。
ちなみに。キッチンのパフォーマンスを見て「一本麺」をオーダーする人、わりとたくさん見かけたんですけど…。
基本的に全員、すすったり切ったりするのに手こずって大変そうでした。なので、シンプルに食を楽しみたいなら、イキらずちゃんと切れている麺を選びましょう。
あと、ココの名物だと思うんですけど。曲芸師みたいなスタッフが、すごくアクロバティックに「お茶」を注いでくれたりします。
自分はうまくリアクションできず、変な空気になってしまったせいで、ココにはこの1回しか行かなかったんですけど。
そういうのが好きな人は食事以外の部分でも楽しめる店だと思いますので、ぜひ。
グルメじゃないブログ「しょくいんしつ」
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