更新日:2023年05月21日
【海と大地の融合】 大きなフカヒレの塊が出てきた。大きさと状態を確認して彼は頷いた。やがて調理されたフカヒレスープが目の前に出てきたのだが、よく見るような茶色の粘度の高いスープではなく、鶏白湯仕立てになっていた。 「まず日本だと食べられないね。何故ならこう言った発想は実に中華的で、素材の味を際立たせるためにできるだけ他の要素をそぎ落とし、その旨味をひきたてようとする引き算の料理が和食なら、我々香港の広東料理というものは、全くその逆で、乗算思想だからだ。だから、材料があってもまずこのような料理をすることはないだろうね」 そのスープは黄金色で鶏一羽を丸々出汁として使用した濃厚なものだ。一口啜るとその蕩けるような鶏の旨味はもはや官能的ですらあり、甘くふっくらとしていながら長く口に残り消えてゆく。このようなスープは、飲んだことがない。 「多分君は何度も市場で見てきただろうけど、基本的に海鮮類なんかもそうだがすべて生きたままで調理するんだ。鶏ももちろん生きたままで売っていて、大抵はその場で締めるけど、日本はそういう売り方をしないだろう。鳥は鮮度が影響するからね。今君はとても不思議な気分だろうけれど、フカヒレというものはテクスチャーなんだ。フカヒレ自体煮込んでも味はしない。」 二口目、レンゲに塊のフカヒレを乗せスープと一緒に口に運ぶ。塊のフカヒレの食感と濃厚な鶏のスープは完璧なる融合をしている、これは大地と海の料理だ。 「要するにこれはこの、崇高なる鶏のスープが重要なんだ。これだけおいしいスープを取ること自体大変な作業だが、高級な料理としては成立しない。そこにフカヒレが入ることでこの偉大なるスープは完成する。そしてどちらが欠けても単体ではこの料理は成立しない。この鶏のスープに鶏を入れてもダメなんだ、このスープには塊のフカヒレがその繊維にスープを含んで完成する。」 香港という街は面白いところだ。街中には星の数ほどレストランがあるが、そのどれもがおいしいわけではない。むしろ、何も考えずに入ると大したことがない場合が多い。だが、そこにはずば抜けて美味しいレストランが存在する。一度そのようなレストランに行くと、香港こそ中華料理の王である、と言わざるを得ない。 フカヒレスープがなくなった頃、その出汁をとった鶏がテーブルに置かれる。箸でその肉をつついてみれば、見事にスカスカの抜け殻だ。 その後も香港に行くたびにこのお店でフカヒレのスープを食べている。何度食べても感動する料理というのは滅多にない。そして何度食べても官能的で体が震えさえする。このお店は北京ダックもアワビのステーキも、子豚の丸焼きもグースのローストも美味いのだが、このフカヒレスープの前ではどれだけ美味いものが出てきても霞んでしまう。海のものは海のもの、山のものは山のもの。そう言ったことは固定概念で“美味しいものと美味しいものを足して、さらに倍以上美味しいものを作る”という発想の自由さが、香港という特殊な場所を支えている源に違いない。 このお店は香港の人には有名だが、ガイドブックなどにあまり登場することがない。そして実は私がよく通っていた上環にあった店舗は閉店してしまっている。だが、香港内に数店舗出しているので、近くにあれば寄って見てほしいと思う店だ。昼間の飲茶も、絶品である。 今回はツェンワンのお店で違うタイプのフカヒレを食べた。このフカヒレも絶品で、トリュフの香りがなお一層味を引き立ててくれたものだが、やはり私の中の記憶の最高のフカヒレは、この黄金色のスープの中に浮かんでいる。
深圳にて杭州(上海)料理の江南厨子さんへ。 馬蘭頭(马兰头)、龍井蝦仁、生煎包、魚、etc....やっぱ美味いなあ(≧∇≦) こちら深圳でも何店舗かある杭州料理の西湖春天と同じチェーンですが、それを店舗、サービスなどチョッと豪華にした感じ。 こちらは場所柄、出張者のアテンドに使っていたお店。 今回は出張者2人で利用させて頂きました。 あ、食べるの忙しくて料理写真忘れた…( ̄▽ ̄) #深圳
夕食後、小腹が空いたので、散歩がてらホテル近くの清真料理店に。 西北凉粉、羊肉水餃、いただきました。 凉粉は、夏の屋台の定番。 米や豆などの粉を煮て、冷やして固めた麺?に酢、ラー油などをかけてたべるもの。 酸味と辛味、プリプリの食感がたまりません。(≧∇≦) 日本でもあるといいのにな。 #深圳
そういえば、上海蟹の季節だと友人とお気に入りの上海(杭州)料理の西湖春天へ。 上海蟹(雌)いただきました。 小さくて剥くのが難しいこの蟹、今回は店員さんに剥いてもらいました。 いや〜鮮やかな手つきだな〜 あとじゅん菜のスープ、酔蝦(酔っ払い蝦)など、堪能しました。 ご馳走さま(≧∇≦) #深圳
ホテルの朝食に飽きて、近くの真功夫へ。苗家酸汤肥牛粉(牛肉麺)と鮮肉包(肉まん)のセット、いただきました。 真功夫は中国内で最大規模の中華料理のファーストフード店、まあ中華版ケンタッキーやマクドナルドといったところ。 ブルース・リーに似た看板が目印のこの真功夫、24時間営業で朝昼晩とセットがいただけます。^_^ 日本にもいつか上陸するかもね。 ちなみにブルース・リーとは何の関係も無いそうな。 #深圳 #モーニング
深圳の休日にと、蓮花山公園へ。 のどかに凧揚げを楽しんだあと、深圳図書館近くの四川料理、小池塘へ。 串串香、回鍋肉、木耳の冷菜などいただきました。 串串香は激辛のおでんの様なもので、 麻辣なスープに肉、つみれ、野菜などを串に刺して軽く煮込んだもの。 ビールとむちゃ合います(≧∇≦) 屋外のウッドデッキ、パラソルの下、皆と四川つまむ、幸せ^_^ #深圳
たまには一人で夕食をと、万象城の鼎泰豐へ。 小籠包、台湾坦々麺、酸辣湯、いただきました。(≧∇≦) この鼎泰豐、ご存知の通り台湾発ですが、以前深圳にあった数店舗は金牌小龍という店に変わってます。 どうやら合弁会社との契約解消によるものだそうな。 今回お邪魔したこのお店、以前と比べるとサービス、味と共に随分よくなってました。 再出店の本気度が伺えます。
夕食は友人夫婦と香蜜湖の西北料理、西贝西北菜へ。 凉皮、蘑菇莜面鱼鱼(魚の形の麺入りスープ)、羊肉リブなど、いただきました。やっぱ美味いなぁ(≧∇≦) 日本ではあまり聞かないこの西北料理、陕西・甘肃・宁夏・青海・新疆・内蒙古など中国の西北地方の料理、羊肉と多様な麺料理が特長です。 そしてここ深圳の香蜜湖は東西南北の中華料理が集う食のテーマパーク、一度お試しあれ。 #深圳
2011年ユニバーシアードに整備された深圳龙岗区。そこのAolin Hotelの海鮮料理へ。 ホタテ、シャコ、エビ、定番の海鮮、美味しくいただきました(≧∇≦) ヤシの実に入ったスープもいけました。 #深圳
2015.06.27 11:30 ◎水煮魚専門店 ⚫︎中国広東省深圳市 ○ 前置き このお店はマイベストの上位あるお店です。 ○水煮魚について 水煮魚は、一口大に切った魚(今回はナマズ)を油入りの汁で煮込んだ料理で、お店の看板の下に小さく書いて有りますが「蜀」の文字、これは三国志の劉備玄徳の領地、今の四川省に当たり、典型的な四川料理で、唐辛子や花椒を使った辛い味付けの料理です。 一般的な料理方法は、まず唐辛子や花椒、ネギ、豆板醤などを多めの油で熱して香りと辛みを引き出し、スープを加えて煮汁を作ります。 そして沸騰した煮汁にモヤシや白菜などを入れて煮込みます。 一旦、野菜をとりだしたら、魚を一口大の大きさにぶつ切りにして、更に煮込み魚に火が通して出来上がりです。 最後に器の中にある大量の唐辛子を救い出して完了です。 ○ お店について このお店は水煮魚の専門店で、先ず店先にある生簀にいる魚及び大きさなどを品定めしたら店員に、その魚を指定したら網ですくってくれます。 そして重量を計測したら魚の価格が決まります。 (魚価格=単価(魚により異なる×重量)) ○ 味の評価 ①水煮鲶鱼 --------------1.5Kg 174元(約 3,480円) 評価 ★★★★★ ナマズは全く臭みがなく身がプリップリッでもう最高に旨しです! 食パンがお皿になっていますが、これは余分な油をパンに吸い込ませる為です。 ②千煸冬笋四季豆 ------------------32元(約 640円) 評価 ★★★★☆ 四季豆の食感が好きでよく注文しますが、ここのお店の麻辣の味付けは凄く美味しいです。 ③水果咕噜肉 ------------------32元(約 640円) 評価 ★★★★☆ 日本でもおなじみパイナップルが入った酢豚です。しかし豚肉の揚げ方がよく仄かな香ばしさが良かったですね。 ④青木瓜拌西芹 ------------------32元(約 640円) 評価 ★★★★☆ パパイヤのサラダになります。 辣い料理が多いので箸休めには丁度良いサラダです。 今回はナマズを紹介しましたが、その他いろいろな魚がありますので機会がありましたら、またご紹介したいと思います。 ○お店の情報 店名:水煮鱼乡 蛇口分店 住所:中国深圳市南山区蛇口招商北路34号首座 電話:0755-2669-8817 #中国・深圳市 #深圳市・中華 #深圳市・四川料理
◎広東海鮮料理! 入店日:2014.09.27 19:00 場所:中国深圳市 今日は予約無しでは入れない海鮮料理店にやって来ました。 このお店の拘りとして海産物は廈門(アモイ)付近の近海物の新鮮な魚介類を提供してくれるお店です。 味付けは日本人によく合う広東料理で新鮮な素材の味を引き立ててくれます。 魚の味付けは塩と醤油とニンニクのみ。この塩加減が本当に絶妙。 その他、貝、海老などの料理も具材から出る出汁をうまく生かして調理してくれます。 最後の締めは混ぜ御飯。 これ最高! 一見炒飯に見えますが、実は海鮮料理から出るだし汁にニンニクを少し加えて御飯を馴染ませたもの。 ガーリックライスでは無いですが、海鮮味のお粥。 超お勧めです。 #広東料理
2015.03.09 12:20 ◎広東料理(湛江料理) ⚫︎場所 中国深圳市 ⚫︎前置き 今日は深圳出張、お得意先に行く前に腹ごしらえ、やはり深圳に来たら広東料理、お店を探してたら運良く発見。 タイトルに書いた「湛江料理」は運転手さんの話では広東料理の一部の料理、又は一地方の料理と言う話でしたが、私のヒヤリングでは残念ながらここまでしか分かりませんでした。 ⚫︎お店について お店はカウンター席のみ、広東人の大きな声が店内をこだましていました(笑) ⚫︎味の評価 ①深井烧鹅 45元 (北京ダッグのような料理) 評価 ★★★★☆ 味付けよし。 凉拌海蜇皮 28元 (クラゲの炒め物) 評価 ★★★★★ コリッコリの食感最高! 炒花甲螺 25元 (貝料理) 評価 ★★★☆☆ 貝の身が小さい。 云耳兰豆炒莲藕 28 (キクラゲとサヤエンドウの炒め物) 評価 ★★★★★ 食感が実に心地よい。 "元枸杞猪杂汤 25元 (青菜と豚肉のスープ) 評価 ★★★★☆ スープの味が薄味で美味しい。 広東料理美味しかったです。 #広東料理 #中華 #襄陽市 #湖北省 #中国
2015,03.09 11:20 ◎呑んだ後の締めの広東料理。 ※罗记潮州(広東料理) ⚫︎場所 中国深圳市 ⚫︎前置き 昨夜は深圳勤務の同僚とスナックへ行き、小腹が空いたので締めの。。広東料理へ行きました。 (本当は締めのラーメンかなと思いましたが、スナック周辺にはラーメン屋さんは無く、このお店のみと言う事でした。) ⚫︎お店について お店は外のテントコーナー、室内とふたつに分かれており、深圳は21度と暑かったので、外のテントコーナーだ食べました。 ⚫︎味の評価 注文した料理の名前、価格を記録する事を忘れた為、残念ながら記載出来ませんが、同僚がお勧めするお店だけあって実に美味しかったです。 タイトルに書きました「罗记潮州」料理は広東料理の一地域の料理で特に海鮮料理が有名で、とても美味しかったです。 #広東料理 #中華 #深圳市 #中国
お店新しく改装して、大宴会ができるとのこと、訪問した日の夜も、チャイナドレスの大会で、600人の飲茶とのこと。凄い!
2016.07.08 12:00 ◎福建省料理 ⚫︎中国「美团」評価:登録無し ⚫︎中国広東省深圳市 ○前置き 流石に深圳は茹だるような暑さ立ってるだけで汗が出てきます。 取引先との打合せは3時からですので、先にホテルにチェックインして、荷物を置き、腹ごしらえをとホテルのフロントの方に近くに軽く食べるところが無いか聞いたところ、後ろから変なオヤジがニコニコしながらやって来ました。 自分は思い出して、あーーっ!湖北省出身の運転手でしょう! と言ったら、そうだと久しぶりの再会! と言っても、今回含め過去3回くらいかな? 以前、このホテルから空港まで送ってくれた時に湖北省の話題で盛り上がったことを思い出したました。 このオヤジさんは親切にも近くのお店まで車で連れて行ってくれて、更にライチまでお土産にくれました。 やはり、同郷のよしみ、久々に会えてとっても嬉しかったです(^O^) ん? って、違う違う! 私は日本人! ○ 本日の注文品 (通過レート 15円/1元) ⚫︎杂酱面---6元(80円) 湯がいた麺を炸醤と高菜漬の様なものをかき混ぜて食べます。 高菜漬のピリ辛と、食感が麺と合い、オヤジさんのお勧めだけあって美味しかったです。 ⚫︎爽口饺子---8元(120円) 蒸し餃子になります。餃子の餡は豚肉と白菜、ニラでした。それをゴマのタレをつけて食べるのは初めてです。 やはり、熱々は美味しいですね。 ⚫︎鸡蛋---元(円) 湖北省のオヤジさん、ありがとう! ○お店の情報 店名:沙县小吃,街道新二路 住所:中国广东省深圳市宝安区沙井街道新二路27-1号 #中国・深圳市 #深圳市・中華 #深圳市・福建省料理
ついにコロナ後初海外、香港に行きました。前回訪問時の2019年と比べ、街のようすがほとんど変わっていないことに驚いた。(2019年はデモの真っ最中だったが、特定の場所を除きその気配はほとんどなかった。) 2022年くらいまでは、政治的な問題とコロナで雰囲気が暗いと聞いていたが、表面的には活気を取り戻しているように見える。 唯一はっきり変化を感じたのは物価。今、日本よりだいぶ高い。日本の1.5-2倍、日本食は3倍くらいの感覚。そしてこれに関しては、変わったのは香港ではなく、物価安(&給料安)の国へと転落する日本の方。 Hutongは尖沙咀にある中華レストラン。メニューには広東料理のみならず、あらゆる中華が並んでいる。本店は北京にあるようす。 インスタの写真などを見てエッジの効いたおしゃれなお店だと思っていた。実際行ってみたら、たしかにおしゃれだけど、過門香などと大差ないかもしれない。 席に着く。鳥かごのかわいらしいプレゼンテーションに迎えられる。香港らしくてテンション上がる。 窓際はHong Kong Islandを望むハーバービュー。周りは現地在住らしきお客さんばかり、しかも曇っていたこともあり、興味持って外を眺めている人はいなかった。とはいえ、晴れていたら香港ならではの景色を楽しむすばらしいビュースポットだと思う。 サービスは優しかったが、広東語ができないので、ほとんどコミュニケーションが取れなかった。 980HKDのお決まりコースをいただいた。 特に四川料理系のソースがとてもおいしく(好みなこともあり)、フレンチはソースで魅せるというけど、中華はそれ以上にソースで魅せる料理なのかもしれないと思った。 ちょっとひねりある創作系で、その発想も楽しんだ。
【ローカル100パーセントの香港の真髄】 ほんと、このお店の地図を見ていただきたい。どこやねんこれと。こんなとこ投稿してどうするんだと。お勧め見て行ってきました!とか言われたら困惑してキョドッてしまいますが、このお店、もう10年以上にわたって何度も訪れております。わたしの愛する香港の一件。 巨大店舗でありますが、いつ行っても満席で、平日にもかかわらず円卓を囲む香港人でいっぱいの人気店。ここには観光客は100パーセント、一人たりともいません。外国人はいても仕事の人のみ。近くにホテルもゲストハウスも、電車の駅もありませんし観光地も有りません。 が、ここのローストグースは大変有名で有ります。げ、き、う、ま! 香港では鳩、鶏、鴨、家鴨、雁、とロースト料理が有りますが、やはりそのメインを張るのが雁、グース、ニルスのふしぎな旅であります。ホント美味い。どこの店でもいいので、香港に来たら必ずグースのローストを食べていただきたいと思う次第です。 下手なローストだと肉がバサバサしていたり肉の味が悪かったりとしますがここのローストは絶品です!そして、点心類もうまい。でっかい妖怪シャコも美味いです。 味は絶品。で、何が凄いかってこの、喧騒!広東語でハウリングするがごとき会話の反響!何をそんなに喋ってるんや、というくらいどのテーブルも喋りまくってます!平日の昼間にグループで満漢全席なこの空気感、、、凄い。 ローカルに愛されてる雰囲気がとても良いのです。こう行った雰囲気のお店は、チムサーチョイにもモンコックにも、セントラルにもアドミラルにも有りません。 ここはきたことないでしょう!誰も!ええ! #マイナー投稿 #観光客ゼロ #そもそも街自体が小さい #中心部から車で30分以上はかかる、高速で #わざわざ行く人はいないと思う
〜香港ディズニーシリーズ〜 ディズニー内では、値段の割に しっかりした量だし、美味しい! コースもあるけど、単品でお粥と 焼きそばを注文(^^) お粥と揚げパンの相性抜群( ^ω^ )
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