【アジアベストバー50 23rd】 台南では押しも押されぬ評価のバー。アジアベストバー50にも名を連ねている超!有名店は謎の細い路地裏にあります。ロケーション良し。 週末は大混雑で行列ができるほどだそうですけど(バーとしてそれはどうなのかね、バーだよ)平日はほどほどの混雑。お店の中は大きなバーカウンターが手前と奥にあり、別の店のように機能しています。 バーはカウンターがいい。 私は奥のバーカウンターに案内されました。はてさて、私の座った右に奇妙なマシンがあります。4枚目の写真ですが、IKAという理化学機器メーカーのものでして、弊社にもマグネティックサーキュレーターというものがあるんですけれど。これは一体何のマシンだ。と思い型番を調べてみると、ロータリーエバポレーターでした。 要するに、回転式蒸留装置である。 ということは、ここで何かを醸しているのか!そうなのか!(うずうず) どえらいええ機械を使って蒸留するんやなあと。で、そういった話をバーテンダーとしたいんですけれど、このお店はどちらかというと混雑する人気店ですので、あまりバーテンダーとカラ無用な感じではありませんでした。うーむ残念。最後から3番目の写真も真鍮製の蒸留機です。いやー何を蒸留するのかほんと気になるわ! このお店のメニューですが、当然スタンダードなものも揃えているものの、やはりお好みのままに。というものがありまして、一応チャート式になっていてショート/ロングとか、ビター/スィートとか、フルーツとかいろいろうまい具合に選べるようになっています。 ある程度ベーシックな組み合わせは決まっているのだと思います。それにしても出てくる酒がどんなものか想像できないのは、楽しい。アジアではいたってこの系統のバーが増えており、若い人たちがたくさん訪れています。いいですね、こういうの。ミニマム300以上は払いなさいよ、という決まりがありますが、だいたい1杯350〜なので問題ないし、チャージなんてものももちろん取りません。 こう、気取った感がないのがいい。 World Best 50シリーズ。レストランもバーもありますが、どういうお店を拾っているかというのが明確に打ち出されているし、いいところをついてるなと思います。台南というローカルな場所でも世界に通用するバーがある。というのは、この街のモダニズムや先進的文化の素地を表しているんですよね。 でも、台南だったら今のところ一井バーかな!TCRCは素敵なお店だけれど、混雑しているのでまあまあ、ガチャガチャしていてバーテンダーと話ができないところが玉に瑕、であります。
不明