コロンビア8 エキマルシェ大阪店

最寄駅
JR東海道本線(京都線)(京都~大阪) / 大阪駅 徒歩1分(63m)
ジャンル
カレー
予算
~2000円
~2000円
定休日
無休
06-6343-0068

【 花火一択 】 北浜本店でしか食べたことがない花火を、まさか大阪駅で食せるようになるとは、と言う驚き。JR大阪駅の駅マルシェにコロンビア8、できました。嬉しい。 例えば、弊社の社員がランチから帰ってきたりして、その時フワリとスパイスが香る時がある。 「あ、コロハチいったね」 「あ、コロハチ行きました」 私は思い出す、あれは村上龍が描いた上海蟹の話だ。香港、福臨門からの帰り、タクシーの運転手が「上海蟹を食べてきましたね」という。よく手を洗ったはずでも、蟹の匂いはなかなか取れない。 タクシーの運転手は、上海蟹を食べたことを非難しているわけでも羨ましがるわけでもなくただ、単なる事実として述べている。それを聞いた時に何処か、背徳を自分が勝手に感じてしまっている、ことに気づいてしまう、という話だ。 ”「またやってしまいましたね」と神様に言われているような、背徳的で許されない遊びをしてきたのを見破られたような気持ちになった。”と村上龍は描いている。 「あ、コロハチ行ったね」 それは同じようなものだろうか。そう言うことを考えながら、まだ開店したばかりで、待ち時間15分ほどの列に並んでいる。 「花火」 私にとってのコロンビア8は花火一択だ。それはまるで万人から愛されることを拒むように存在するカレーであって、現にアマゾンに於けるコロ8のレビューは”こんなものはカレーではない”とか”不味くて食べれたものではない”などと書いている人もいるぐらいだ。 故に、孤高であり、誰にも何にも似ていない存在である。その、花火の佇まいは本店で、このカレーを作り出したグランシェフ、オギミール氏が作るものと寸分違わない。美しい。 レトルトを作るとよくわかるのだがーーーこのカレーは非常によく考えられた手順で整えられている。もしかすると、あのレビューを書いていた人たちは、ちゃんと箱に書いてある作り方を遵守していなかったのかもしれない、なぜなら、レトルトカレーに於いて作るプロセスが限定され、それを間違うと全く違う味になってしまう、などと、考えもしない人がほとんどだからだ。 口の中がジャリジャリする。粗挽きのスパイスや胡麻、ナッツ類などが口の中で違和感を奏でる、それはまるで砂漠の真っ直ぐな道をドライブしていて、5時間ぐらい経った時にふと、外の空気を吸いたくなって車を止め、外に出た時のようだ。乾いた空気、熱を孕む風。口の中にいつの間にか存在する砂。じゃりじゃり、じゃりじゃり。ベドゥイン族から水を分けてもらい喉を潤す。まだ、行ける。もうすこし、向こう側へ。 コロンビア8のカレーは果てしない荒野への憧れの味がする。ここはJR大阪駅。その気になればいつでも、どこにでも行ける大阪の巨大ターミナルだ。旅の起点とするカレーは特徴的でなければならない。 いつか旅の途中で、あの時に食べた、あの砂漠のようなカレーを思い出して、懐かしくなることもあるだろう。その日のために。

akira iさんの行ったお店

コロンビア8 エキマルシェ大阪店の店舗情報

店舗基本情報 修正依頼

店名

コロンビア8 エキマルシェ大阪店

ころんびあえいと えきまるしぇおおさかてん

TEL 06-6343-0068
ジャンル
  • カレー
営業時間
定休日
予算
ランチ
~2000円
ディナー
~2000円
クレジットカード
  • Amex
QRコード決済
  • PayPay

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住所
アクセス
                                        ■駅からのアクセス                        
                JR東海道本線(京都線)(京都~大阪) / 大阪駅 徒歩1分(63m)
大阪メトロ四つ橋線 / 西梅田駅 徒歩4分(270m)
大阪メトロ御堂筋線 / 梅田駅 徒歩4分(280m)                        

                        

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喫煙 不可
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個室

06-6343-0068