先日の土曜日、久しぶりに時間があり北新地で夕食を頂こうと思った。色々な店を思い出しながら本通りを歩いていたのだが、小生独りであるからカウンターのある馴染みの店が好都合なのであった。永楽通りの御堂筋寄りの辺りにある「日本料理 一陽」さんを思い出し、長らく寄って居なかったので電話を入れてみた。此方のお料理が美味しいことは前回訪問時の記憶に新しいのだが、なにぶんカウンターが4席しかないので座れればラッキーである位なのである。ダメもとで電話したら上手い具合にカウンターが空いていたので直ぐにお邪魔することにした。暖簾を潜り玄関を進むと右手にカウンターがありご主人の定着なご挨拶を賜る。幸いこの日は先客がなくカウンターを独占、ご主人とゆっくりと話すことが出来た。此方のご主人は西天満の名料亭「芝苑」のご出身、清潔で美し整った設えは元店の良き伝統を受け継いでいるのであろう。その辺りのお店の意識やセンスは通常トイレを見れば一目瞭然に露呈するものであるが、此方は最新式の便器を始め清潔そのもので意識の高さが見て取れるだろう。さてお料理に話を移そう、ディナーは6480円、8640円、10800円、14040円の4コース(税込)があり、この日は8640円のものを選択した。北新地で一万円以下のリーズナブルなコースがあることは小生達貧者にとって誠に有り難いものである。先ずは八寸、飯蛸の柔らか煮、蛍烏賊、唐墨と厚焼、河豚皮の煮こごりという季節感溢れる構成で美しく盛られている。唐墨は自家製でしっとりとしたレア感が堪らない味わいであった。きっちりと出汁がひかれた椀物に続いては、お造り5種盛りが供される。鯛、烏賊、雲丹、赤貝、ひも巻きだが鮮度もさることながら包丁の冴えが見事であった。焚き合わせは福岡合馬産であろう筍と蕗、若芽、そしてその後のメインの焼き物は国産和牛と鮑のバター焼きであったが、あけ辛子なる調味料が添えられていて牛肉に付けると最高なるソース代わりとなるのであった。また鮑は今年頂いた中で一番の食感と味覚であったことを付記しておこう。ラストの揚げ物は鮎魚女と里芋、桜海老の揚げ出し、季節にもマッチして爽やかであった。後は食事とデザートである。穴子の寿司がふっくらとして最高、デザートは自家製のオランデーズソースが印象に残った。料理にはすっかり大満足であったが頂いた飲み物も沢山に過ぎた。エビス中瓶にご主人の郷里福井の銘酒黒龍純米吟醸、山崎のハイボール4、5杯であった。糖尿持ちの小生にはデッタイに飲み過ぎであったがご主人との話が思いの外盛り上がって本当に楽しい時間となったから偶には良いのではないかと思っている。さて、此れだけのゴージャスな食事をさせて頂いて会計14497円也はとてもリーズナブルではなかろうか。カウンターの他2人用テーブル、奥にはは4人掛けテーブルが3卓、パーテーションを外せば12人まて使える部屋がある。いつか使わせて頂きたいものである。お昼は昼膳1500円が人気のようだ。その他ミニ懐石3500円、昼懐石5000円(税込)がある。ランチでもディナーでも小生がイチオシにお勧め致したい懐石料理店である。是非皆様も訪れてみられては如何であろうか。
名店で修業を積んだ職人が作り上げる、飽きの来ない逸品
口コミ(1)
日本料理 一陽の店舗情報
店舗基本情報 修正依頼
ジャンル |
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営業時間 | |
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予算 |
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住所 修正依頼
住所 | |
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アクセス |
■駅からのアクセス JR東西線 / 北新地駅 徒歩2分(110m) 大阪メトロ谷町線 / 東梅田駅 徒歩4分(290m) 京阪中之島線 / 大江橋駅 徒歩5分(360m) |
座席 修正依頼
カウンター | 有 |
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個室 |
有 2人用 |
サービス・設備などの情報 修正依頼
お店のホームページ | http://sinzouhatu.web.fc2.com/wasyoku/itiyou.htm |
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利用シーン | 食べ放題、ランチ、個室、接待、デート、日本酒が飲める、ワインが飲める、ディナー |
更新情報
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