【地元に愛される名店食べ歩記(大阪平野編)】Retty投稿1番乗り!インパクトのある屋号の『成金堂』は、昭和レトロな雰囲気のお好み焼が人気の鉄板焼き屋さん! 《古い町並みとレトロな雰囲気を活かした町「平野」が再注目!》 かつて、大阪市中心部と同市南東部を結ぶ交通手段として重要な役割を担ってきた「南海平野線」の終着駅と栄えた「平野駅」が、大阪市営地下鉄谷町線の開通によって1980年(昭和55年)11月28日に同駅は廃止。その後、駅前商店街として栄えた平野本町通商店街(サンアレイ)も人通りも減少し、廃れていく一方だったのが、ここ数年前から古い町並みや町家をリノベーションした飲食店が開業するようになってから、若い世代を中心に近くにある全興寺の地獄堂などの散策スポットを含め再び注目を浴びるようになってきました。 《創業60年の老舗店》 インパクトのある屋号『成金堂』は、ここ平野で60年の歴史を誇る老舗店で、元々は先代が饅頭屋さんとして開業し、饅頭で商売が儲かるようにと『成金堂』と命名。終着駅だった平野駅の乗降客が「成金堂まんじゅう」を手土産にと評判を呼び、大繁盛されていたんだとか。その後廃線となり業態をお好み焼きや焼そばを中心にした鉄板焼き屋さんとして業態替えし現在、三代目の店主とその20代の娘さん、老齢のおばちゃんの3人で切り盛りされています。 店内は、昭和レトロな雰囲気で、壁には当時の賑わいが伝わる運行していた路面電車や平野駅の写真が飾られ、年季の入った鉄板を敷き詰めたコの字のカウンターで愛想の良い娘さんとおばちゃんが元気よく迎えてくれます。 メニューはお好み焼き、焼きそばメニューを中心にステーキやとんかつやエビフライなど、お酒の肴の一品も豊富です。 《オススメニュー》 ・お好み焼きミックス定食:1,030円(税込) 大阪のコナモン文化ではデフォルトの「お好み焼き定食」でミックス焼きを注文。店主は奥の厨房で材料を準備して、カウンターの鉄板で娘さんが焼いてくれるスタイル。おばちゃんは配膳担当と機能的です。 手際よく約10分くらいで鉄板で焼き上がった生地にソース、マヨネーズ、青のり、かつお節で仕上げてくれます。 そして、目の前にお盆にセットされたのは、真ん中にまん丸のミックス焼き、お味噌汁、冷やっこ、きゅうりのお漬物、白ご飯と王道の「お好み焼き定食」は、ビジュアルもレトロ感を醸し出しています。 そのお好み焼きはふわとろの柔らかい食感で、コテでカットされていますが、箸でもスッと切れ目が入るくらいふっくらしていて、豚、イカ、エビの具が甘辛いソースと絡まって口の中に広がってウマウマです。 お味噌汁も素朴でご飯がまた美味しく感じるのも、平野本町通商店街にある老舗の漬物屋さんから調達している一夜漬けのきゅうりのお漬物で、いい塩梅の塩気が絶品で、ご飯が進みます。 娘さんは、小さい頃からお爺ちゃんやお父さんのお好み焼きを焼く姿を見ながら育ったため、高校を卒業してから家業を手伝うことを決心し、表に出たがらない性格の店主のお父さんは裏方の厨房担当、そして、接客が好きな娘さんがお客さんの前で会話しながら鉄板焼きを担当するという適材適所(笑)のお店で切り盛りされているようです。いわば看板娘ですな。 このお店のお好み焼きや焼きそばは、先代から続く味をしっかり継承しているので、舌の肥えた地元のお客さんにも長年愛されているお店というのが、この日訪れていた常連客の方たちとの会話からもよく伝わりました。この日は、このお店のレトロな雰囲気に浸りながら田舎に帰った気分でした。 平野はレトロな雰囲気を遺したほっこりした気分を味わう町。素敵なお店も点在しているので順次探食しながら紹介してまいります。 #地元に愛される名店食べ歩記 #Retty投稿1番乗り #昭和レトロな雰囲気 #お好み焼き定食 #ふわとろお好み焼き #平野郷 #平野本町通商店街 #サンアレイ #平野のお好み焼き屋 #平野のランチ #昔ながらの懐かしい味わい #ほっこりした雰囲気
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