食前酒の梅酒が出る前に、冷たくした麦茶が一口先ず出るところが心憎い。 その梅酒の次には、針茗荷と梅の水漬けが出て来て口内をリフレッシュ。梅の連続攻撃で口に受け入れ準備させるのである。 さて、最初の八寸がわりに出て来た皿には、紋甲烏賊の黄身焼き、梅酒の梅、白胡瓜の中をくり抜きぐじを射込んだもの、柚子味牛蒡、小芋が載っている。黄身焼きは伝統的な手法で落ち着く。梅酒の梅は小粒でコリコリとしている。多分、若い梅酒なのであろう。そして牛蒡のほろほろと崩れる柔らかさに唸る、小芋には柚子のおろしがかけてあり、一枚の青モミジと松葉が絵になっている。季節に色を変えてしまうモミジとエターナルグリーンの松葉のデュオが哲学的である。 お造りには夏の京都代表の鱧の梅酢添えと、生湯葉、鮪の赤身が砕いた氷に囲まれて出てくる。花穂紫蘇の紫がアクセントになっている。大将によると鮪は料理には使わないのであるが、例外的に鳥取の鮪を使っているそうで、もう終わりましたとの連絡が入ったので今年はもうこれで打ち止めである。食べたかったら来年まで待つということである。 カウンターの向こう側には三寸の厚みのある俎板が二枚あって、左側で大将が切り分けたり、味付けをして、右側の板では若い衆が補助的な調理や盛り付けもやっているが、観てて楽しい。大将が調理中に足りない材料に気がつき頼もうと声を出しかけると、弟子がすでに大将に差し出している。そんな光景が何回かあって、この弟子が素晴らしいのか、大将がそのように教育したのか知りたくなる。 そして、煮物、塩で頂く海老の雲丹コロモの揚げ物などが出て、クズそうめん。柚子のソルベ、お濃茶と黒糖のスイーツが出て大満足です。 また、来ます。
Hitoshi Tanakaさんの行ったお店
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あつた蓬莱軒 本店
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青島食堂 秋葉原店
秋葉原駅 / ラーメン
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カフェ アクイーユ恵比寿
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麗郷 渋谷店
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