
感染症禍は収束の気配もなく緊急事態宣言も5月12日以降がどうなるか分からない状況下であります。
京都中心部の店でもひとまずは11日まで休業されている事が少なくありません。
河原町から六角通を東へ。
[満亭]は開いてました。
昭和25年創業の歴史ある店です。
同じ町内に少々美食家の親戚が営む古本屋があり、ガキの頃からここかあぶ玉丼の店に連れてもらっていました。
看板メニューはエビクリームコロッケ「エビコロ」です。実はエビコロに一品盛り合わせた「コンパニー」狙いでしたが、「コロッケしかできないのですが」との事。感染症禍の影響でメニューを限定されているのだと思います。(外にはいつものメニューがそのままありましたが・・・。)
ナイフを入れるとベシャメルソースの柔らかな触感。衣と共に崩れエビの風味が立つ感じです。調味料要らずの完成されたコロッケですが、そこに淡い色のデミグラスソースを呼び込みます。このマリアージュに数十年来のファンなんです。
また付け合わせの野菜に使われているドレッシングも秀逸なのが嬉しい限りです。
収束の出口がまだ見えない状況ですが、一日も早く「コンパニー」でワイングラスを傾けたいです。