鯉がこんなに美味しいなんて。 280年前と言えば江戸時代中期、暴れん坊将軍・徳川吉宗の頃。その時代から旅籠として「鯉料理」を提供していたという大黒屋。 伊勢神宮との両参りが良いと言われる「多度大社」の参道にあり、東海道を旅する人々に代々鯉を提供していたというお店。 行く前から鯉料理と聞いてビクついていた私。 今までの経験からざらついた食感、野性味あふれるにおいなどで、「珍味」扱いしている鯉。 しかしここは「まな板の上の鯉」状態、抗わずとにかく受け入れよう、という気持ちで入店したのです(お店の方ごめんなさい)。 ところがなんとも、このお店のおかげで大好物になってしまいました。まろやかな鯉の風味はしっかりとあり、かつ癖やにおいは全くありません。 このお店の素晴らしさは鯉のあらいを醤油で食べさせるところです。通常は酢味噌など、濃いつけだれで食べさせるのが一般的ですが、全く臭みがないことの証として醤油で食べさせるのです。もちろん、口の中には柔らかな川魚の旨みが広がってとても美味しいです。 お店の方と廊下ですれ違ったとき、正直に「私は食べられないと思っていた鯉を、こちらのおかげで大好きになりました」と言いました。 そうするとこちらの鯉の処理を教えてくださいました。 鯉はエサ止めし、数か月きれいな水の中で泳がせます。お客さんが来てからさばくためとても新鮮で鯉こくなどのアラまでもプリプリとしているのだそう。 専門店として「鯉のうろこのから揚げ」や「鯉の尾びれの刺身(あらい)」など、部位ごとの楽しみ方もできます。 お庭も素晴らしく、特にその池は飛び込みたくなるくらいに青いです。清水湧き出る三重県桑名市・多度の自然と風土が育てた料理だとも言えます。 こういう一食こそが人生の中の豊かなひと時ですね。 冬は水温が下がるため、より引き締まった鯉が食べられるということです。 「苦手だっておっしゃる方が多くてね…」とお店の方。 このお店に出会えば鯉の本当の楽しみ方がわかると思います。 またそれほどに鯉は繊細な調理の技が必要ということでもあり、280年の歴史は伊達じゃないと思いました。
西村愛さんの行ったお店
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欧風カレー ボンディ 神保町本店
神保町駅 / カレー
- ~2000円
- ~2000円
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うどん 慎
新宿駅 / うどん
- ~1000円
- ~1000円
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丸鶏 るいすけ
西新宿駅 / 焼き鳥
- 営業時間外
- ~4000円
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4番サード魚真
神泉駅 / 魚介・海鮮料理
- 営業時間外
- ~5000円
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東京スタイルみそらーめんダイニング …
銀座一丁目駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
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王ろじ
新宿三丁目駅 / とんかつ
- ~2000円
- ~2000円
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TWO ROOMS GRILL BAR
表参道駅 / ステーキ
- ~4000円
- ~15000円
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モンブラン 浅草店
浅草駅 / ハンバーグ
- ~2000円
- ~4000円
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こんぴら茶屋
目黒駅 / うどん
- ~2000円
- ~2000円
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あなごめし うえの
宮島口駅 / 穴子丼
- ~2000円
- ~2000円
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ル・パン・コティディアン 芝公園店
御成門駅 / カフェ
- ~2000円
- ~3000円
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coci
恵比寿駅 / ビストロ
- ~2000円
- ~5000円
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ハングリー ヘブン 目黒店
目黒駅 / ハンバーガー
- ~1000円
- ~1000円
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茶亭 羽當
渋谷駅 / 喫茶店
- ~2000円
- ~2000円
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瑞兆
渋谷駅 / カツ丼
- ~2000円
- ~2000円
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東京 芝 とうふ屋うかい
赤羽橋駅 / 日本料理
- ~20000円
- ~20000円
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焼肉うしごろ 西麻布本店
乃木坂駅 / 焼肉
- 営業時間外
- ~10000円
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キッチンABC 池袋東口店
池袋駅 / 洋食
- ~1000円
- ~1000円
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MASA'S KITCHEN
恵比寿駅 / 中華料理
- ~2000円
- ~15000円
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キッチン チェック
池袋駅 / 洋食
- ~2000円
- ~2000円