懐かしい空間で小一時間の料理を楽しみましょう‼️ “ゆったり”と提供される“料理”は、 古き良きスタイル❗️お店の造りも加わって、 贅沢な“時間旅行”をした感じです‼️ 『三重県』は『多度大社』から少し行った 『鯉料理』が名物の料理屋さんです… 『岐阜県』との県境の街、『多度町』 『養老山麓』の南端『多度山』は、清らかな水が豊かな場所❗️ 麓の此方の地域は”湧水“を利用してます‼️ 280年の伝統のお店で在る『大黒屋』さん 開いてると奥の『中庭』迄、見れる『正門』も立派ですが、 脇玄関の『大黒屋』と書いて在る開いたら『土間』も 立派、 現在では中々無い、”江戸時代を感じる建物“です❗️ 此処を贔屓にしてた作家の『池波正太郎』さんの、 作品、『鬼平犯科帳』に出て来そうな造りです‼️ 『建物』は『中庭』を囲む感じで建てられ… 『中庭』には、”池“が在り、”池“には常に、『多度山』から伏流して来る、清らかな水が、”湧いて“来て、循環良好で、淀み無く、気持ち良さそうに、鑑賞用の”錦鯉“が泳いでます… 案内される、お部屋は、畳敷きの歴史在る『日本間』の『個室』 此処では、“ゆったり”と料理が出て来るので、 庭を眺めながら、昔のお座敷の料理の感じを堪能… 現在では、此のスタイルは少ないし、多度山の麓の自然溢れる空気が… “タイムスリップ”して、江戸時代から戦前迄の、 “古き日本を旅してる感覚”を抱かせます( ◠‿◠ ) 映画、『アルキメデスの大戦』(2019年作品) で、『料亭』重要なシーンは、 此のお店を“ロケ地”に選んで撮影されてます… お屋敷の外観だけでは無く… 『お料理』も“立派”です‼️ 『鯉』と聞くと、皆さん感じられるのが… “生臭い”ʅ(◞‿◟)ʃ 此処の『鯉』は一味違います… 先程の“湧水”は“料理用”の“鯉の池”も同様… 『鯉』は元々が“生命力”が強い魚❗️ “餌”を抜いて、“循環良好な水”の環境で、徹底的に、“臭み”を抜きます‼️ 今回は、『スペシャル・ランチ』をオーダーです、 前 菜:季節の小鉢 揚げ物:鯉のすり身団子の素揚げ・鯉鱗揚げ 椀 物:白味噌仕立ての鯉こく 酢の物:鯉の南蛮漬け 煮 物:鯉の甘煮と、鯉の卵寄せ 刺 身:鯉の洗い 此れに、ご飯、味噌汁、旬の果物、珈琲が付きます❗️ では、印象に残って物の感想を… 前 菜 季節の小鉢は… 『胡麻豆腐』、『だし巻き卵』、『鯉の白子』 『胡麻豆腐』は薄口の“餡”が掛かり 『だし巻き卵』は、優しい味付け 『鯉の白子』は、白子の季節で無いと登場しない立派な物を使用 全体的に食欲を掻き立てます❗️ 揚げ物 前回来た時と同様ですが、 『鯉』をすり身団子にして“素揚げ” 少し骨が入っているので、粗肉です… 鱗揚げは、鱗取りで、取った鱗で無く、 包丁で、スライスした鱗、食べ応えが在ります❗️ 椀 物 白味噌仕立ての鯉こく 『鯉こく』と言えば、赤白ミックスの味噌を使用し、お味噌汁風に仕上げるイメージ、 此方の『鯉こく』は、『白味噌』メインで 粕汁を連想させる“トロっ”てした舌触り、 鯉の身は一切れで、料亭風、“柚子”の風味が、 絶妙なアクセント 普通の『ランチ』でしたら… 『刺身』と『煮物』どちらかを“メイン”として選びますが… 『スペシャル・ランチ』は、両方付いて来ます❗️ 刺 身 先述の説明通りに、“臭み”抜きは完璧で、 お店の方が誇らし気に、 『うちの“洗い”は“酢味噌”で無く“普通の醤油”で味わって貰います、“臭み”が無い関係で、鯉本来の旨みを純粋に味わえますから❗️』 “洗い”の調理法で、一切れ・一切れ、を“氷水”で、“締めてますから… 『多度の湧き水』で“臭み抜き”の“抜群の『鯉』が活きて来ます、 食感は”シコって“した”歯応え“が在り、 『醤油』で頂く分… ”キレ“を感じる味わいです‼️ 煮 物 鯉の甘煮、信州の名物の『鯉の旨煮』とは、一味違うテイストです、 『鯉の旨煮』が、“濃い”醤油と、“ザラメ”(砂糖)などで、じっくり味を浸すに対して… “煮方”としては、至極“あっさり”した煮方、 違うのが、『鯉』の下処理で、 “隠し包丁”では無いですが…、均等に包丁で“切れ目”を入れて在り、 “煮汁”がこれまた“均等”に染み込んでます❗️ そして、違うテイストで炊いた『鯉の卵』を添えて、今度は“薄い出し汁”で煮た『野菜』を加えて… 煮方が異なる“三重奏”の“煮物❗️ 『鯉の洗い』と『鯉の甘煮』別々でも“メインを張れます“が❗️ 両方並ぶと、贅沢です、(^o^) #映画のロケでも使われた屋敷風のお店 #タイムスリップした感覚を抱くお店 #多度の清水で育む”臭みの無い鯉“ #”ゆっくり提供“なので”屋敷散策“が楽しい
口コミ(5)
オススメ度:88%
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【三重編41/(多度)日本料理(7月)】 7月の休日、多度大社にお参りした後のランチを探してこちらへ。 なんとも風情のある建物、なんでも池波正太郎が通っていた川魚(鯉)料理の老舗だそうです。こちらは個室だけなのか、1人ですが個室に通されました。 注文は『ランチセット』2200円にビールと、意外にリーズナブルなものもありました。 久し振りに『鯉こく』『鯉の洗い』等頂きましたが、臭みなどは当たり前なんですが全くなく、美味しい。その他の小鉢類なども外れなくなかなかいけますね。 酷暑の中のお参りで熱った体を休めて、1人でゆったり贅沢な時間を過ごせました。
江戸時代、八代将軍徳川吉宗の頃を始祖とする老舗❗ 彼の文豪(池波正太郎先生)ご贔屓の店❗ 多度大社の奥に在る鯉料理の老舗❗ 此処へ来て驚くのは、歴史的建物と、鯉料理のレパートリーです、先ずは、江戸時代の宿場を連想させる外観と、池波正太郎作品の、(剣客商売)を連想させる、江戸郊外に在る重厚なお屋敷風建物の玄関に気分が高揚します❗、私奇しくも、池波正太郎先生の作品には、小学校の頃から縁があり、(真田太平記)(鬼平犯科帳)(その男)など…画像で見たり、読書したりと、拝見していました、この店(大黒屋)さん、彼の先生が取材旅行滞在中二度訪れた鯉料理の専門店であり、「これほどまでに多彩な料理ができようとは思っても見なかった。おそらくこの(大黒屋)にしてはじめて出来得る(芸)なのではあるまいか」と賞賛している屈指の名店です、いささか前置きが長くなりましたが、店に通されて一品目は、(荒く叩いたすり身と鱗の二種の唐揚げ、荒く叩いた鯉の身肉は、臭みが一切無く、鱗の素揚げがポリポリとして、食欲を掻き立てるに、最適でした❗、ついで前菜、だし巻き玉子の海老載せ、キノコと鯉の浮き袋の湯引き和え物、鯉の南蛮漬け、だし巻きと海老は、前菜にぴったり、ビールが欲しくなります、キノコは甘く下煮してあり、鯉の浮き袋…何故か白いキクラゲを想像してしまう位、口当たりは、(グニャリと❗)、続い鯉こく、赤味噌仕立てを想像してましたが、使った味噌は、白味噌仕立て、しかも麹が良く利くタイプ、甘酒をイメージしてしまう位の優しい味で、入った鯉の部分は、ヒレカマの部分で、よく動いた筋肉質の身肉に、よく逢います❗メインの旨煮or鯉の洗い、旨煮は、あくまでも柔らかく炊き上げ、腹のトロの部分で、甘味を引き出し、鯉料理で在る事を忘れてしまう❗鯉の洗いは、連れ様の両親から一口頂いが、こので循環している清水と氷で更に締められ、(コリっと)した歯ごたえと、鯛とは違う白身の刺身に引き上げられた身に、心から拍手を贈りたくなりました、ご飯は、白米を硬めに炊いてあり、(こわっ❗)とした食感が印象的、果物は季節の物と思われ、ミカンを❗食後のコーヒーが嬉しい、ランチ2080円を選択。 #文豪、池波正太郎先生が愛した鯉料理 #店のロケーションも見所の1つ❗ #様々なレパートリーが在る料理 #湧き水で泥抜きの鯉は、魚の“王様に勘違い” 追記、興味がなければスルーして下さい。池波正太郎先生について、池波正太郎記念館が、信州上田にあります、そちらで書斎の再現、どのようにして執筆していたか紹介してあります、私個人的に、好きな 、作家先生の中(山崎豊子・司馬遼太郎・吉川英治・そして池波正太郎)諸氏先生の中で、一番グルメ投稿に相応しい作家先生且つ、趣味人で、一番人間らしい作品を書かれます、昼間は、構造を練る為に、銀座界隈で映画を見て、食事をする、仕事は、夜、江戸や戦国時代の古地図を見て、昼間の映画や食事をヒントに、自分の独特の世界観を展開、それでいて、前者三氏に負けぬ人生観を示してくれる…(その男)より「人と言うものはな、虎之助(この物語の主人公)。いまだに獣なのだ。そりゃ、本も読むし、ものごとを考えもする、その機能は、何千年前からすこしも変わらないのだよ。…省略…時勢の流れが、いかに激しく変わろとも、変わらぬ人として生きてもらいたい…省略…つまらぬ時のうごき、世のながれなど、気にせずに生きてくれ、…省略…人の躰のしくみが変わらぬかぎり、世のうつりかわりなぞは、つまらぬものだ。」と趣味、仕事、哲学と魅力在る作家です、更にグルメ本を2冊を執筆している作家です、個人的にこの店、(剣客商売)に出て来るイメージがします、池波正太郎作品と愛した店如何❔
鯉がこんなに美味しいなんて。 280年前と言えば江戸時代中期、暴れん坊将軍・徳川吉宗の頃。その時代から旅籠として「鯉料理」を提供していたという大黒屋。 伊勢神宮との両参りが良いと言われる「多度大社」の参道にあり、東海道を旅する人々に代々鯉を提供していたというお店。 行く前から鯉料理と聞いてビクついていた私。 今までの経験からざらついた食感、野性味あふれるにおいなどで、「珍味」扱いしている鯉。 しかしここは「まな板の上の鯉」状態、抗わずとにかく受け入れよう、という気持ちで入店したのです(お店の方ごめんなさい)。 ところがなんとも、このお店のおかげで大好物になってしまいました。まろやかな鯉の風味はしっかりとあり、かつ癖やにおいは全くありません。 このお店の素晴らしさは鯉のあらいを醤油で食べさせるところです。通常は酢味噌など、濃いつけだれで食べさせるのが一般的ですが、全く臭みがないことの証として醤油で食べさせるのです。もちろん、口の中には柔らかな川魚の旨みが広がってとても美味しいです。 お店の方と廊下ですれ違ったとき、正直に「私は食べられないと思っていた鯉を、こちらのおかげで大好きになりました」と言いました。 そうするとこちらの鯉の処理を教えてくださいました。 鯉はエサ止めし、数か月きれいな水の中で泳がせます。お客さんが来てからさばくためとても新鮮で鯉こくなどのアラまでもプリプリとしているのだそう。 専門店として「鯉のうろこのから揚げ」や「鯉の尾びれの刺身(あらい)」など、部位ごとの楽しみ方もできます。 お庭も素晴らしく、特にその池は飛び込みたくなるくらいに青いです。清水湧き出る三重県桑名市・多度の自然と風土が育てた料理だとも言えます。 こういう一食こそが人生の中の豊かなひと時ですね。 冬は水温が下がるため、より引き締まった鯉が食べられるということです。 「苦手だっておっしゃる方が多くてね…」とお店の方。 このお店に出会えば鯉の本当の楽しみ方がわかると思います。 またそれほどに鯉は繊細な調理の技が必要ということでもあり、280年の歴史は伊達じゃないと思いました。
鯉料理堪能しました。こんなに、鯉が美味いとは思いませんでした。 うなぎより、料理の幅もあり、夏には最高。