そうは桑名の焼き蛤っ!!を戴く機会に恵まれました。 生物学者 福岡伸一教授曰く「生命は毎日ご飯を食べ続けなきゃいけない存在です。 食べ物はエネルギーになって消費され消えるから自動車とガソリンの関係のように思ってますよね。でも食べ物を原子の単位で調べると、半分は身体を作ることに使われているんです。体のあらゆる部分が例外なく、細胞レベルで骨も脳も歯もどんどん作り変えられ、交換されている。 ガソリンが半分はタイヤやハンドル、ワイパーになっているというのが正解です。だから廃生物は、食べかすではない。自分自身の細胞が捨てられているのであり、その分、食べ物が新しい細胞を作っている。一年前の自分と今日の自分は物質レベルでは完全に別の物なんです。」 冬が終わり春が始まる節分の夜。 三重県桑名市の名料理店 はまぐり料理 日の出さんで蛤なべ(蛤しゃぶしゃぶ)を頂きました。 まずは口取。蛤の形をしたお皿に並べられた白魚や菜花、かぶら巻きなど旬の食味。節分ということで小さな恵方巻きや大根の器に煮豆も入っています。うん、早めにビールから日本酒にうつろう。 お刺身は伊勢マグロと伊勢湾のタイ。 伊勢で養殖されたマグロは粒子が細かく、ほろっとして大層、美味。 そして、お待ちかねの蛤なべを女中さんが作ってくれます。地物の天然はまぐり。最初は薬味をつけずに。身がぷっくり。美味すぎます。 続いて一味や柚子胡椒をつけて。 これまた美味〜。口の中に春が広がります。 葛きりを蛤出汁でいただいていたら、法螺貝の音とともに鬼と福の神が登場。大福寺の豆は黒豆なんだそうで、豆まきした後、美味しくいただきました。 女将さんの挨拶のあと、焼き蛤を。 7年ものと3年もの。こちらはダイレクトに濃縮した貝の旨味が味わえます。 蛤の天ぷらと、先ほどの蛤出汁の鍋で豆腐やネギ、三つ葉を頂き、ほっこりと地酒の作をいただいて。 〆はお雑炊。蛤の佃煮と沢庵があまりに美味でお土産に。 ちりめん山椒はあっさりタイプで雑炊を邪魔しません。 水物で冷やしぜんざいを頂いたらもう満腹。口福。 福岡先生の言う通り、毎日食べ物から自分が入れ替わっているのだから、今宵は贅沢しましたが、そうでなくても毎日、日常の食事を大切に良いものを選んで食べなきゃいけないですね。 食べるのが大好きな人もそうでない人も、 生物学最大のテーマである生命とは何かに迫ったベストセラー「生物と無生物のあいだ」は絶対読むべき本。ご一読を。
神戸太郎さんの行ったお店
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新福菜館 本店
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生粋
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博多一双
博多駅 / ラーメン
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東京駅 斑鳩
東京駅 / ラーメン
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矢場味仙
矢場町駅 / 台湾料理
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きしめん 住よし
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麺や 佐市
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出町ふたば
出町柳駅 / 和菓子
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はなだこ
大阪駅 / たこ焼き
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いせや 総本店
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路地裏
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一滴八銭屋 新宿本店
新宿駅 / うどん
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エル カリエンテ モダンメキシカーノ
品川駅 / メキシコ料理
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老祥記
花隈駅 / 飲茶・点心
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日本橋 玉ゐ 本店
日本橋駅 / 魚介・海鮮料理
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オービカ モッツァレラバー 六本木ヒル…
六本木駅 / イタリア料理
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