
東別院の4番出口から徒歩1分…アクセスは抜群です。当店は食べログのフレンチ百名店のようです。シェフのスペシャリテである「桃の冷製スープ」を褒めちぎる方がいて、そうまで言うなら伺ってみようということで初訪問です。
WEBでの予約では2名以上が必須なので、おひとり様の私は電話で予約しています。カウンターもあるのですが、私はテーブルに案内されました。セットされたカトラリーには箸があったりして、コースにはご飯が出されるようです。あっ…コースの内容が書かれたお品書き的なものがないんだ…。
アミューズは2種…木のスプーンで食べるパプリカをベースとしたトロっとしたスープと、ベーコンが巻かれ、キャビアがアクセントになったカナッペのようのもの。美味しいですね…出だしは好調でシャンパンがすすみます。
前菜はサンマをマリネし、赤紫蘇をゼリー状にしたさっぱりとした一品とオマール海老の一品…なかなか美味しかったですが、サンマはなんとなくサンマらしさが感じられなかったな…少し早いのかな?
桃の冷製スープはなるほど美味しいですね…似たようなものはこれまでも食べたことはありますが、当店のそれは過去一美味しかったと思います。流石にシェフのスペシャリテ…やっぱり今日一番の皿でした。
パンはフワフワの大きなものを出されます。美味しかったのでパクパク食べてたらさっさと食べ切ってしまいました。おかわりは聞かれなかったんだけど、言えばもらえるんだろうか…こんなサイズでなくてもいいからもう少しほしかったな…残念。
ポワソンは "鰆のポワレ"…ヴィアンドは "知多牛のロースト" これもシェフの高い技術が感じられる料理だったと思います。
"シラスの炊き込みご飯" はもちろん箸で食べます…これは完全なる和食でフレンチのテイストは感じられませんでした。美味しかった。
当店の特徴として、デセールに本格的なパフェが出されます。これはパティシエがいらっしゃるのかなぁ…聞けばよかった。プティフールがないのは残念かな…。
印象的なのはシェフとスタッフの方がとても誠実に接客されていたこと。店の雰囲気もほんわかしていて、ゲストが落ち着いて食事ができます。
私はペアリングをオーダーしていますが、これもなかなか面白いラインナップでした。フランスのものだけでなく、日本やイタリアのワインも出されます。当店が開店した年の2013年もののシャンパンが入って6杯で8,800円ですから、とてもリーズナブルですね。
今晩の客層もそうでしたが、コースの内容からしても割と落ち着いた年代のカップルにも合う店だと思います。際立って何か飛び抜けているものがあるわけではないのですが、全てが高い次元でまとまっている店と料理…という印象を持ちました。
#フレンチ