
大きな月が輝く深夜。
スパイスの香りが両サイドのテーブルから、彼女を襲う。
若い彼女は堪らず呟く、「あゝ、私もカレーにしようかな…。」
その一方のサイドにいたのが僕らです。
ごめんなさい、20代前半デート男子 笑笑。その後のキスはスパイシーかも笑。
こちらは我らが居間こと、イエゴリコさん。入り口は知らなきゃ入れない名古屋有数の隠れ家なれど、一旦中に入ったならば、その居心地良さについダラダラ飲んでしまうお店。
ハイボール片手に鶏肝のワイン煮だの、クミン風味のキャロットラペだのを戴く。
スパイスカレーには、トマトがたっぷり使われフレッシュな酸味が飲み疲れた胃袋に優しく収まる。
冬はクリームパスタでしょ?
ってことで、たらこのパスタもアルデンテ。今宵もとても美味しゅうございました。
よし、会計もしたし、用を足して帰るか、と入った男女兼用厠は鍵が壊れてる。
前を見たらメッセージ。
「まずは君が落ち着け。」
どないやねーん!笑笑