食べなければいけないものがある。 ミシュラン星ありなお店の流れを組む、こちらのビーフカツ、いや、ビーフカツに掛かったソースこそ、食べなければいけないものの正体だ。 降り出した小雨に、ポツポツと 傘が鳴る。 こんな夜は季節を存分に愛でられるような和食がいい。 高岳の交差点からすぐ、しかし、ちょっと奥に入った静かな場所に、割烹ほそのさんはある。 北新地のミシュラン星付き割烹、さか本さんからご主人が独立されたお店。あの評判の得体知れないオーロラ色の美味ソースがかかったビーフカツが名古屋でも食べられる。 店内は白木のカウンターに、奥にお座敷。 メニューを眺めるに、どれもこれも気になる。 まずはお刺身。 真子鰈は縁側もついて、タイラガイ、初カツオ、剣先イカの糸造りをちょいちょいと盛り合わせてもらう。お肉にはない旬が魚にはある、そんな歓びを口一杯に噛み締めて。 日本酒をくいっとやりながら、 続いて、蓮根まんじゅう、牡蠣の塩辛、あさりとエンドウの葛煮、クロモの土佐酢をもらう。 大ぶりのあさりの身をエンドウの緑が包み込む葛煮の優しいこと、蓮根まんじゅうはシャキシャキが適度に残り、関西風の出汁染み込む滋味なお味。 牡蠣の塩辛に舌を委ね、おちょこでおささを愉しむ。 さて、いよいよビーフカツ。 このソース!美味い。オーロラソースに近いのだけど、そんな単純なものではなく、隠し味が全くわからない。 これ、何につけても堪らなく美味しくなるし、これだけ舐めても酒が呑めるよ。 こちらのお店、接待で使うほか、季節ごとに着物や浴衣姿の良い女と訪れたいかな。
駅から近い
個室あり
禁煙
クレカ・PayPay決済可
四季折々の旬の食材や素材の味を生かした日本料理

























