更新日：2019年08月25日
【長野駅善光寺口徒歩1分】こだわりの焼き鳥！飲み放題付コース4,000円～♪
そして「居酒屋兆治」 相思相愛で駆け落ちまでしたが、ある事情で別れざるを得なかった女が、最後まで自分を想い続けながら死んでいったことを知った主人公が、どうする事も出来ず、ただ焼き鳥の仕込みを淡々と続けていく。あれはひたすら哀しかった。 「とり鉄 長野店」 夏の夜の宴席である。当初はビアガーデンと思っていたが、暑熱のため場所を変更した。 焼き鳥のみ、という取り決めをしたわけではない。ただ、メニューの端から「◯本ずつ」と注文していけば、このような事態となるのは自明のことだ。私が仕切る以上は、基本塩焼きとなる。ネギマ、かしわ、ハツ、かわ、白モツと冷たいビールの相性こそ最上至高のものである。そしてレバーのみタレなのは、ごく常識的であると確信する。またビール・ハイボール以外は好まないのだが、これほど立派なつくねが登場したとあれば、冷酒を選択せざるを得ない。軟骨をも叩き込んだ肉塊に卵黄をからめて食す。追いかけるように冷酒をちびりちびりと傾ける。あぁ日本人に生まれてよかった。 なんとなく山口瞳を読みたくなって書棚を探したがない。まぁないのはいつものことだが。
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