少し前のことだが、ある定食屋で昼食をとっている時、隣り合わせた若者たちの会話が耳に入ってきた。大学生だろうか、女の子1人に男の子3人というグループで楽しそうに話している。大きな声、ジェスチャーではあるものの周囲を気づかって迷惑をかけない程度の、気持ちよさすら感ずる若者たちだった。こういう彼らの姿をみて眩しく感じてしまうということは、あぁオレも汚れた大人になってしまったのだと嘆息しつつカツ丼を片づけていたら、1人の男の子が 「その時の"いちじかい"でさぁ」 ん?なんだそれ?"いちじかい"ってなんだ?近年の若者言葉かや? 考えしいしい数時間。ようやく辿りついたのが"一次会"であった。 二次会や三次会があるから"一次会"があっても不思議でもなんでもないのだが、それは本席というのだよ。いや、披露宴なり同窓会なり本来の名前があるはずだよ。と、少し笑ってしまったがまぁ世の中こんなものだ。知らないだけで若者も中年も年寄りも似たようなものだ。 それにしても人はなぜ二次会に向かうのか。飲み足りない、もう少し食べたい、もっと話したい。様々な理由があるのだが、要は名残り惜しいのだ。楽しい時間が終わるのがいやなのだ。そして今日も二次会へと突き進むのだ。 「二本松」 権堂で飲んだとあれば、2番目はこちらであろう。なにしろ、夜遅くにそばを食べさせてくれる店はここしかないのだ。一次会、いや本席での熱量冷めやらぬままいろいろと注文してしまう。 「馬刺し」 信州の二次会といえば桜肉、馬刺しであろう。サシの極端に少ない、清らかなピンクとでも言おうか。色合いと同様に、さっぱり淡白な赤身に、ニンニクと生姜をのせいただくのが美味くてならぬ。 「そば焼酎 そば湯割り」 楽しい席には美味しいお酒があって然るべきだ。ましてやこちらのそば湯割りを前にしては飲むなという方が不自然だ。鼻腔にそば焼酎・そば湯とそばのかおりが立ち込むだけで幸福感がいやますのは何故か。おれ、酒が嫌いなはずなのに。 「ざる」 そば屋にきてそばを喰わずに帰るは賢い選択とは言えない。タレイランはコーヒーの美味さを 「悪魔のように黒く、地獄のように熱く、天使のように純粋で、そして恋のように甘い」 とした。そばの場合は 「天にのぼるが如く、地に根差す如く」 というのだそうだが、本当のことか。よくはわからないが、角がキリッと立ち上がり、つるんとした喉越しとぬるりとろんとした舌ざわりが素晴らしいそばであると思う。 という事で、楽しい二次会は続く。三次会?そんな体力はないなぁ
Arata Kondoさんの行ったお店
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永井食堂
津久田駅 / もつ鍋
- ~1000円
- ~1000円
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うなぎの宿 住吉
善光寺下駅 / うなぎ
- ~2000円
- ~4000円
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新潟鮮魚問屋 港食堂 ピアBandai
新潟駅 / 魚介・海鮮料理
- ~2000円
- ~2000円
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中央食堂
亀田駅 / 定食
- ~2000円
- ~3000円
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栄食堂
越中宮崎駅 / 魚介・海鮮料理
- ~2000円
- ~2000円
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新潟漁協 新潟支所直売所 地魚工房
新潟駅 / 海鮮丼
- ~1000円
- 営業時間外
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SORA terrace cafe
湯田中駅 / カフェ
- ~2000円
- ~2000円
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乙妻
本郷駅 / 和食
- ~1000円
- ~2000円
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新鶴本店
下諏訪駅 / スイーツ
- ~1000円
- ~1000円
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食事処 志をじ
下島駅 / 定食
- ~2000円
- ~2000円
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とら食堂
村山駅 / 定食
- ~2000円
- ~2000円
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イナリ食堂
飯山駅 / 定食
- ~1000円
- ~1000円
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入善 牡蠣ノ星
西入善駅 / オイスターバー
- ~4000円
- 営業時間外
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四川料理 きりん
長野駅 / 中華料理
- ~1000円
- ~2000円
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すし処 鮨岡
五日町駅 / 寿司
- ~1000円
- ~3000円
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三幸軒 安茂里店
安茂里駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
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中華料理 永楽
今井駅 / 中華料理
- ~1000円
- ~1000円
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グリル ザ ブッチャー
長野駅 / ダイニングバー
- ~2000円
- ~3000円
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地魚食道 瓢
新潟駅 / 魚介・海鮮料理
- ~1000円
- ~2000円
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田りた 麺之助
上今井駅 / うどん
- ~1000円
- ~1000円