司馬遼太郎、池波正太郎の2人が亡くなってからずいぶんな月日が経過した。双方とも、"国民作家"といえる存在であり、いまだ読み継がれ語り継がれる稀有な作家といえる。ただ、司馬史観・池波史観などと喧伝する向きがあるのだが、率直なところ甚だしい勘違いであると思う。 たしかに2人とも歴史を題材とした作品が得意だし、バックボーンとして"史観"を持たねば描ききれるわけなどないのだが、実際にテーマとしたのは歴史ではなくあくまでも"人間"であった。司馬は英雄を人くさく描くことで自身(司馬および読者)を表現した。池波は"市井に生きる英雄たち"の生きづらさ、痩せ我慢を描き本当の"格好のよさ"、本当の"生き様"を描いたのだ。 池波の格好良さといったら何を言うことはない。…のだが、そのつきあい方の面倒くささといったら、他にはいない。と弟子である佐藤隆介氏が書き残しているし、定宿であった山ノ上ホテル 和食部料理長 近藤文夫氏との斬り合いのような関係も凄まじい。 「銀座日記」の一説にその近藤氏が、池波を 唸らせる場面が登場する。朝食の席で新作メニュー、11もの惣菜が並ぶ膳の美しさ、美味さ、気の利き方を見て、「朝食の夢だ」と言い放つ。ああ美味そうで格好いい。1日の始まり、一度きりの朝食はかくありたいものだ。 「すき家 須坂墨坂店」 その大事な朝食がすき家というのも何ともはや、という感じだが、これが私の分ということもあるし、すき家のグレードは知り尽くしているから文句などあるわけもない。 「納豆朝食 とん汁変更」430円 いくつか用意されている朝食メニューの、もっとも基本的なもの。納豆と生玉子による、日本人かくあるべしという構成である。納豆はひとパックまるまる使えてハッピーだ。白身を除いただけで玉子は一気に贅沢な品となる。そして具沢山のとん汁が美味くてならぬ。 池波用朝食はその後、山ノ上ホテルの朝食メニューとなり現在でも提供されているとのことだ。一度は味わってみたい、いつか上京時に食べに行こうかと価格を調べてみたら2,000円オーバーだという。ああ、夢には手が届かない。いや、手が届かないからこそ"夢"であるのかもしれない。
Arata Kondoさんの行ったお店
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永井食堂
津久田駅 / もつ鍋
- ~1000円
- ~1000円
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うなぎの宿 住吉
善光寺下駅 / うなぎ
- ~2000円
- ~4000円
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新潟鮮魚問屋 港食堂 ピアBandai
新潟駅 / 魚介・海鮮料理
- ~2000円
- ~2000円
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中央食堂
亀田駅 / 定食
- ~2000円
- ~3000円
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栄食堂
越中宮崎駅 / 魚介・海鮮料理
- ~2000円
- ~2000円
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新潟漁協 新潟支所直売所 地魚工房
新潟駅 / 海鮮丼
- ~1000円
- 営業時間外
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SORA terrace cafe
湯田中駅 / カフェ
- ~2000円
- ~2000円
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乙妻
本郷駅 / 和食
- ~1000円
- ~2000円
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新鶴本店
下諏訪駅 / スイーツ
- ~1000円
- ~1000円
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食事処 志をじ
下島駅 / 定食
- ~2000円
- ~2000円
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とら食堂
村山駅 / 定食
- ~2000円
- ~2000円
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イナリ食堂
飯山駅 / 定食
- ~1000円
- ~1000円
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入善 牡蠣ノ星
西入善駅 / オイスターバー
- ~4000円
- 営業時間外
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四川料理 きりん
長野駅 / 中華料理
- ~1000円
- ~2000円
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すし処 鮨岡
五日町駅 / 寿司
- ~1000円
- ~3000円
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三幸軒 安茂里店
安茂里駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
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中華料理 永楽
今井駅 / 中華料理
- ~1000円
- ~1000円
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グリル ザ ブッチャー
長野駅 / ダイニングバー
- ~2000円
- ~3000円
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地魚食道 瓢
新潟駅 / 魚介・海鮮料理
- ~1000円
- ~2000円
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田りた 麺之助
上今井駅 / うどん
- ~1000円
- ~1000円