すき家 須坂墨坂店

すきや すざかすみさかてん

予算
~1000円
~1000円
最寄駅
長野電鉄長野線 / 須坂駅 徒歩13分(1000m)
ジャンル
牛丼 テイクアウト
定休日
無休
0120-498-007

司馬遼太郎、池波正太郎の2人が亡くなってからずいぶんな月日が経過した。双方とも、"国民作家"といえる存在であり、いまだ読み継がれ語り継がれる稀有な作家といえる。ただ、司馬史観・池波史観などと喧伝する向きがあるのだが、率直なところ甚だしい勘違いであると思う。 たしかに2人とも歴史を題材とした作品が得意だし、バックボーンとして"史観"を持たねば描ききれるわけなどないのだが、実際にテーマとしたのは歴史ではなくあくまでも"人間"であった。司馬は英雄を人くさく描くことで自身(司馬および読者)を表現した。池波は"市井に生きる英雄たち"の生きづらさ、痩せ我慢を描き本当の"格好のよさ"、本当の"生き様"を描いたのだ。 池波の格好良さといったら何を言うことはない。…のだが、そのつきあい方の面倒くささといったら、他にはいない。と弟子である佐藤隆介氏が書き残しているし、定宿であった山ノ上ホテル 和食部料理長 近藤文夫氏との斬り合いのような関係も凄まじい。 「銀座日記」の一説にその近藤氏が、池波を 唸らせる場面が登場する。朝食の席で新作メニュー、11もの惣菜が並ぶ膳の美しさ、美味さ、気の利き方を見て、「朝食の夢だ」と言い放つ。ああ美味そうで格好いい。1日の始まり、一度きりの朝食はかくありたいものだ。 「すき家 須坂墨坂店」 その大事な朝食がすき家というのも何ともはや、という感じだが、これが私の分ということもあるし、すき家のグレードは知り尽くしているから文句などあるわけもない。 「納豆朝食 とん汁変更」430円 いくつか用意されている朝食メニューの、もっとも基本的なもの。納豆と生玉子による、日本人かくあるべしという構成である。納豆はひとパックまるまる使えてハッピーだ。白身を除いただけで玉子は一気に贅沢な品となる。そして具沢山のとん汁が美味くてならぬ。 池波用朝食はその後、山ノ上ホテルの朝食メニューとなり現在でも提供されているとのことだ。一度は味わってみたい、いつか上京時に食べに行こうかと価格を調べてみたら2,000円オーバーだという。ああ、夢には手が届かない。いや、手が届かないからこそ"夢"であるのかもしれない。

Arata Kondoさんの行ったお店

すき家 須坂墨坂店の店舗情報

店舗基本情報 修正依頼

予約・問い合わせ 0120-498-007
ジャンル
  • 牛丼
  • テイクアウト
営業時間
定休日
予算
ランチ
~1000円
ディナー
~1000円
クレジットカード
  • Amex
QRコード決済
  • PayPay

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住所
アクセス
                                        ■駅からのアクセス                        
                長野電鉄長野線 / 須坂駅 徒歩13分(1000m)
長野電鉄長野線 / 日野駅 徒歩23分(1.8km)
長野電鉄長野線 / 村山駅(2.8km)                        

                        

サービス・設備などの情報 修正依頼

お店のホームページ http://www.sukiya.jp/

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