地もの屋 響

ぢものや ゆら

予算
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最寄駅
長野電鉄長野線 / 都住駅 徒歩9分(710m)
ジャンル
カレー 居酒屋
026-247-6911

このところ家内が嘆くことが多い。伴侶の働きが悪く、生活が大変で。…というのはもちろん冗談だが、洒落にならなさすぎるので詳述はしない。 新潟へ行った息子から連絡がないのだという。娘の方は電話でもLINEでもパッパと反応があって安心だが、息子は最低でも3日は間が空かないと反応がないという。 男なんてそんなものだ。自らの生活や、友人と過ごす事が楽しければ親なんてどうでもよいのだ。と言ってやったのだが、納得いかないらしい。まぁあれも手間のかかった息子だったから、母としても心配で仕方がないのだろう。  それから経ること数日してようやくLINEが入ったとのこと。これで10日ぶりだとか、プンプンと怒っている。だから仕方がないといっている。で?何かあったのかと訊ねたら、三度々々めしを食べ、学校に行き、友と語り課題を出して、とごく当たり前の生活を送っているのだとか。だから言ったではないか、母親に話すことなどないから何も言って来ないのだ。  だいたい、理工系学科の学校では課題さえ提出しておけば授業になど出席せずともよい。というのが常識なのだ。…少なくとも私の時代はそうだったし、現代でもさして変わらぬだろう。だからひたすら課題のみがんばれ、と息子には言っているのだが、なんとかやれているようで安心々々。  課題といえば、私の場合は建築関係となる。担任からテーマを与えられ、考えたり図面を描いたり模型を作ったりと、数ヶ月ちまちま進めるのが常だった。ある時、学校前の敷地を使って美術館をつくれ、という課題がでた。私以外すべてのクラスメイトが"入りやすい美術館"を標榜したのが面白くなくて、私は一人"簡単に入ることの出来ない美術館"として地下に埋める計画とした。ひねくれ根性は昔から変わらないのだ。  作ったのは"北斎美術館"だった。新藤兼人「北斎漫画」を観た直後(Hな映画だった。つまらなかったし)という事もある。図書館で借りてきた作品集片手にこの作品はここ、これはあそこに展示して、と担任とともにプランしたのを覚えている。エントランス天井に設置する計画だった、岩松院の鳳凰図のサイズが分からず、苦労して調べ回ったこともあった。現在のようにインターネットなどあるわけもない。そして、それから十数年後に、本物のごく近在に住む事になるとは考えもしなかった。   「地もの屋 響」 響と書いて"ゆら"と読ませるのだという。小布施中学校のすぐ北側に隣接する住宅地の一画にある。わりと最近移転してきたとのことで、建物が新しく、気持ちのよい空間となっている。  「小布施蔵カレー」 ランチタイムはパスタやグラタン、ドリアなどが用意されているが、初訪問は定番という方針からこれを注文した。そもそもカレーが好きだし。 "蔵カレー"の意味は聞きそびれたが、地物鶏を使ったカレーはサラリとスパイシー。カボチャ、エリンギ、ジャガイモ、サツマイモ、にんじん、なすといった素揚げ野菜たちがよい仕事をしている。   気持ちよくぽかぽかとした陽気、というのは明らかにおかしな季節なのだが、とりあえず雪が降らないからよしとしよう。これで時間があれば岩松院まで足をのばして鳳凰を観にゆくのだが。

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  • カレー
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                                        ■駅からのアクセス                        
                長野電鉄長野線 / 都住駅 徒歩9分(710m)
長野電鉄長野線 / 小布施駅 徒歩12分(930m)
長野電鉄長野線 / 北須坂駅(2.6km)                        

                        

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